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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
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200 英張偉

 そんな中、おじさんがモルゴン自治団に捕まったと言う情報が流れてきた。


 僕は、なんとバカな政府だと思った、しかもモンスターを人質にとって、

協会に援軍要請をしたというから、呆れてものが言えない。


 まあ、おじさんの偽装を見抜けなかった訳だからしょうがないか・・・。


 やはりというか、協会から救助要員が来て、おじさんは救助されたらしい。

これで、このモルゴンは完全に協会に反目してしまい、しばらくはジリ貧だろう。


 と思ったが、そこへまさかの独立宣言! 本当に何を考えているのかわからない。


 しかも、戦争は負けてしまい、孤児院にも盗賊のごとき中央政府がやって来て、

金目のものは、ごっそり持っていかれた。


 もうこれで、だめかと思っていたら、突如変な男が現れた、

その男は、僕たちに食事を与え、ここに残るか、俺と一緒に来るかの2択をしてきた、

だが、他国への道は封鎖され、実質残るの1択しかない。


 院長先生以下、移住を希望したら、その男はそれをのんだ。

なんと、その男はダンジョンマスターだったのである。


 不可能が可能になり、僕たちは、セブンスターダンジョンという新天地に降り立った。


       ★  ★  ★


 晩御飯の歓迎会が終わってから、 モルゴンの子供たちは俺に挨拶に来てくれた。


 みんな、口々におしいかったです、ご馳走様でしたと言ってきた、教育が出来てるなあ。


 ひとり、妙なことを言う子供がいた。


 「とてもおしいかったです、ご馳走様でした、

ダンジョンのおじさんにも食べさせたかったです」


 ん? ダンジョンのおじさんて、クンリョウのことか?


 「ダンジョンのおじさんて、aモルゴンダンジョンのおじさんか?」


 「ええ、なんか捕まっちゃったらしく、その後は行方不明で・・・」

 「孤児院にも、寄付してもらっていたので、食べさせてあげたかったと」


 へえ?クンリョウのやつ、まんざら悪いやつではないんだな。


 「君の名は」


 「英張偉イン・ヂャン・ウェイと言います」


 「覚えておこう」

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