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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
193/518

192 ルイ・パトリシア

  翌朝、依頼を見ていた、元勇者一行だが、めぼしい依頼がないので、

旅を進めることにした。


 「食事は不味いし、用足しは、ポットンで臭いし・・」


 「しかたがないだろう、ここのインチョキ教の教えは、生きとし生けるもの、

すべてがインチョキ神がお作りになられたもの、それをあるがままに感受せよ」

 「だから仕方がないだろう」


 「ルガトルポ公国まで行けば、用足しは水洗らしいし、飯もそこそこだそうだ」


       ★  ★  ★ 


 ルガトルポ公国、首都ボスリ、国王ルイ・パトリシア14世の元を、

ドラゴン・ヨンが訪ねてきた。


 「おお、これはヨン様、本日は如何様なご用件で」


 「ほら、その方が、新しいダンジョンはどの様なものか、聞いておったであろう」

 「それで、ダンジョン協会の連中と一緒に視察に行ってきたのよ」

 「まだ未完成ながら、あそこはすごいぞ、一度行く価値はある!」


 「そうなのでありますか」

 「実は、アレーナから、珍しい衣類がこのボスリにも最近入ってきておりまして、

 気になっていたところでありました」

 「早急に視察団を派遣することにいたしましょう」


 「あ、そうそう、これがお土産だ、カレーとかいうものだ」

 「湯の中にしばらく入れ、温まったら袋を破き、

中から出てくる汁とパンを浸けて食べると旨い」 


 「教会の分も置いていくからよろしく頼む」


 「教会への連絡はよろしいのでしょうか?」


 「あいつら来ると、うるさいから、かまわない」


 そう言うと、ドラゴンヨンは帰っていった。


 国王ルイは、料理長を呼びつけると、夜の晩餐用に作らせた。


 「どれ、確かに良い匂いはするな」パンに浸けて食べると、

 「なんじゃこれは、旨い、貴重なスパイスがふんだんに使われておる」


 「こんな旨いものを、アレーナでは食べているのか・・」

 「さっそく、献上させよう!」





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