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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
179/518

178 モルゴン陥落

 モルゴンと大三元帝国の戦いは、熾烈を極めた。


 自前のダンジョンを失った、大三元帝国中央は、再びダンジョンを確保するべく、

背水の陣で、モルゴンを攻め立てていた。


 「くそ、中央のやつらめ、ほんと後先考えずに攻め立ててきやがって」

 「こっちは、魔石、ポーションの残りが少ない、このままだとジリ貧だ」


 「団長、敵に動きがでました、軍を2つに分けているようです」

 「陽動部隊でしょうか?」


       ★  ★  ★ 


      大三帝国中央本隊


 「何? モルゴンダンジョンに突如モンスター出現?」

 「しかも強いミノタウロス3匹だと」


 「協会か、他のダンジョンのマスターの嫌がらせか分らんが、

今、あそこでスタンピートされるのは不味い」


 「しかたがない、隊を2つに分けて、1隊をダンジョンに向かわさせるか」


 こうして、大三帝国中央は隊を2つに分け、1つはダンジョン目指した。


 「あれ、ダンジョンの前、誰もいないですね」


 「中で、待ち伏せしているやも知れん」

 「魔法隊、中に向かって、ファイヤーボールを打て」


 「これで、入り口付近は殲滅したはずだ、各隊突入!」


 「あれ? 誰もいないですね、もぬけの殻だ」


 「ち、どこかのダンマスの嫌がらせか?」

 「相手がいないのではしょうがない、見張りを残し、撤収だ」


       ★  ★  ★


       モルゴン自衛団


 「お前、少数で大群に勝つには、どうしたらいいと思う?」

 「答えは簡単だ、相手の頭を潰せばいい」


 「罠かもしれんが、隊を2つに分けてくれた、今がチャンスだ、行くぞ」


 モルゴン自衛団は、後一歩のところまで行きながら、影武者に騙され、

 戻ってきた分隊に挟まれて、全滅をしてしまった。


 「高そうな服を着ているやつが、頭とは限らんのに馬鹿なやつらだ」


 こうしてモルゴンは、大三元帝国中央の直轄地となったのであった。





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