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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
173/518

172 大三元からの依頼

 同じくその頃、ダンジョン協会に1つの嘆願があった。


 内容は、大三元帝国が、潰れてしまったポンシェに、

再びダンジョンマスターを派遣してくれとのこと。


 この国、いや中央は何を考えているのだ?

マナの集まりの悪いところへ、何故わざわざ誰が行くと思っているのだ?


 今までは、裏技を使っていたから存続していただけであって、

とても中央政府の要求の金品には応えられないであろう。


 もう、周りの周辺諸国は、離反してしまって、孤立無援状態にあり、

後は衰退していくのみである。


       ★  ★  ★ 


     大三元帝国皇帝、中銀平。


 「協会への嘆願は、通らなかったようだ」


 「いかがなさいます、皇帝陛下」


 「私に良い考えがある、同国にあるダンジョンを併合する」


 「確かに、他のダンジョンを併合できれば、それに越したことはないのですが」

 「当国にある、州広と漢武のダンジョンは、自衛団も強力で攻め落とせるかどうか?」


 「お前たちは、1つ見落としていないか、モルゴンだ」


 「確かにモルゴンにも、ダンジョンありますが、ついこの間モルゴン自衛団と揉め、

今は空き家状態と聞いておりますが?」


 「実は、あのモルゴンのダンジョン、ポンシェのところよりマナの集まり良いのだ」

 「あそこのダンマスは、わざとダンジョンを大きくせず、

またモンスターもおかないようにして、世間の目を誤魔化して来たのだ」


 「さようでございますか!」

  

 「だからポンシェのやつも、あそこを魔王の拠点としたかったんだろう」

 「あそこを直轄領として。併合できれば、当面は安定するだろう」


 「それに、モルゴンを落とせば、ダンマスも戻ってきて」

 「恩を売れる訳だから、向こうもいやとは言えまい」


 こうして、中央禁軍は、モルゴン攻略に向けて準備を始めるのであった。



 


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