170 モルゴン三度
ここは、三度モルゴン自衛団会議室。
「チャウ・シュンギョウ様、国王チョン・シスハン様より宮中に来るようにご命令です」
「ついに来たか」「ただちに謁見に参りますと伝えてくれ」
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「国王チョン・シスハン様、自衛団長チャウ・シュンギョウここに推参いたしました」
「チャウ堅苦しい挨拶は抜きだ、ファン・ゴンの話は聞いているか」
「中央の粛清部隊を追い返したと」
「そうだ、我の入手した情報によると、中央は冒険者、刻暗四」
「そして、ファン・ゴンには頭老清がいたそうな」
「誠でございますか、頭老清は州広の冒険者」
「それが、ファン・ゴンに居たと言う事は、州広はファン・ゴンについたと」
「州広と漢武は、中央にポーション等の販売も間接的に断ったそうな」
「わしは、これを期に独立を宣言しようと思う」
「畏まりました、このチャウ・シュンギョウ一命に替えましても、必ずや成功してみせまする」
「うむ、よろしく頼むぞ」「はーはーぁ」
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さて、これからが忙しくなるぞ、うちの冒険者たちにも声かけねば・・
なに、こちらは守っていれば、向こうはダンジョンなくなった訳だから、
勝手に、自滅してくれるだろう、笑いが止まらんわ。
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大三元帝国中央
「モルゴンにつづいて、ファン・ゴンも独立宣言だと・・」
「ダンジョンが潰れたので、これからは魔石も宝石もポーション等も供給されなくなる」
「なにか、いい手を考えなければ・・」
その時、刻暗四から声があがった。
「悪いが、俺達は冒険者だ、ダンジョンないここに用はない、じゃあな」