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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
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168 明日は猫まんま

 冒険者集団、明日は猫まんまは、大急ぎで町に帰ってきた。


 「しかし100インゴッドとは、相当貴重なものが盗まれたんだな」


 「早くしねえと、宿屋のおばちゃんが見つけて、

家賃の型に貰っておくわとか言い出しそうだな」


 明日は猫まんまは、色々勇者の宿を探し回ったが見つからない。


 「確か、そこの情婦館から出てきたところを、子供らに絡まれたんだよな?」

 「てことは、この近くの宿なんじゃねえか?」


 その後も、猫まんまたちは、虱潰しに探したが、それらしき物は見つからなかった。


 「しょうがねえ、こんだけ探してもねえんじゃしょうがない・・」

 「今回は、残りの賞金貰ってあきらめるか」


       ★  ★  ★


 その頃の、禁軍ファン・ゴン都市粛清隊は、ファン・ゴン目の前まで進行していた。


 「ファン・ゴンの連中め、こっちが数が少ないから安心しているだろうが、

こっちには、役満級冒険者、刻暗四がいるのだ、目に物みせてやる」


 役満級冒険者は、だいたい1人で将軍級のモンスターと互角といわれている。

それが、今回4人もいるので、相当な戦力だ。


 刻暗四の1人が、城門に魔法を唱えた、「ファイヤーボール」


 しかし「ファイヤーボール」が城門に届くことはなかった。


 「ウォータウォール」城門の上には、1人の男が立っていた。


 「ふん、刻暗四のやつらは、4人揃って何とか役満級」

 「このわしみたいに、1人で役満級をはれるようにならんと駄目だな」

 「十年早いわ!」


 「ファイヤーボール」を打ち消された、刻暗四に動揺が走った。


 「あいつは頭老清、なぜここにいる」


 「おい、禁軍、話違うじゃないか、やつが相手なら、こんな安金じゃやってられん」

 「俺達は降ろさせて貰う」


 そこへ、明日は猫まんまの連中が現れた。


 「あの、中央の方ですよね? 勇者討伐したので、懸賞金ください」

 「あっちに行ったら、こっちに懸け主がいるから、直接貰ってこいと」

 「はい、これが首です、ご検証を」


 禁軍は、困ってしまった、戦力はガタ落ち、さらに懸賞金を払うと、

戦費も不足する、かと言って払わなければ、評判とギルドを敵に回す。


 禁軍は、冒険者に金を払い、撤退を開始した。

 


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