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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
168/518

167 勇者の首の値段

 冒険者たちは、ファン・ゴンの会議室に連れてこられた。


 「ようこそ来られた、私がファン・ゴン自衛団騎士団長、コスタス・マノラスである」


 「で、今回は勇者の首を上げられたとか」


 「そうだぜ、この中に入っている、俺達は早く賞金が欲しいんだ」


 「そうか、それは大儀であったな、実は困ったことがあってな」

 「勇者が、逃亡する際に、ファン・ゴンの宝物庫から、金品を盗み出して行ったのだ」

 (勿論嘘、勇者に罪を被せたいだけ)


 「それで、いま急には金の用意が出来ないのだ」


 「そこで相談なのだが、それらの金品を回収してもらえれば」

 「賞金の他に、上乗せで金を払おう」


 明日は猫まんまの冒険者たちは、顔を見合わせた。


 「おい、そういえば勇者、鎧とか着ていなかったよな」

 「持っていたのは、この剣だけだったし」


 「おい、もしその金品持ってきたら、どの位出してくれるんだ」


 「もし仮に全部戻ってくれば、100ダンジョンインゴッド払おう」


 「おい、こいつは戻って勇者の宿とか家捜しするしかねえ」

 「あいつ、自分の子供にも容赦なかったし、盗みもやってたのかよ」


 「わかった、これから持ってくるから、当座の資金が欲しい」


 「勇者の首はじゃまだろ、それを賞金の一部として預かろう」

 「当座の資金として、2ダンジョンインゴッドを渡そう」


 「残りは、金品を見てから決めよう」


 明日は猫まんまの冒険者たちは、金を受け取ると、

逃げ帰るように隣国に帰っていった。


 

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