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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
167/518

166 モルゴン再び

 ここは、モルゴン自衛団会議室。


 「おい、聞いたか、中央がファン・ゴンに向かって出兵したとよ」


 「理由は、また勇者がらみだ、勇者が盗んでいった金品を弁償しろと言ったら」

 「地方の田舎者ごときが、中央に文句を言うな、粛清だだろ」


 「でもあいつら、この間ダンジョン暴走して、結構被害出てるはず」

 「それで遠征はきついんじゃないの・・」


 「まあ、面子の問題で、引くに引けないというところか?」


 「うちは、ダンジョン協会に断られて、独立諦めたけど」

 「これ、好機だよなあ、問題はいつ独立宣言するかだよなあ」


 「それは、ファン・ゴン次第じゃないかな?」


 「あそこが、善戦もしくは優勢なら、うちも蜂起、独立宣言!」


       ★  ★  ★

 

     その頃のファン・ゴン。


 「いくら面子の為とはいえ、向こうからわざわざ来てくれるとは」

 「しかも、うちとの戦力とほぼ同数とは?」

 

 「攻める時は守るときの3倍の兵がいるという、兵法も知らんのか?」

 「うちを攻めあぐねていれば、さらに北のモルゴンが動き出すこともわからんとは」


 「ひょっとしたら、強力な魔導師、剣士を手に入れたやも知れません」

 「油断はなさらぬ方がいいでしょう」  


 「うむ、重々注意をしよう」

 

 「団長、ギルドマスターが面会を求めています」


 「いったい何のようだ、まあよい通せ」


 「騎士団長、コスタス様、実は折り入って頼みがあるのですが」


 「中央のことか、あちらから攻めてくるのだ、こちらは守るだけのことだ」


 「いえ、その件ではなく、勇者の報奨金についてです」


 「そういえば、報奨金懸っていたよな、首を持ってきたら払ってやればいいじゃないか」


 「それが賞金を懸けたのは、中央なんですよ、

うちが払っても、よくやってくれた感謝するぞで、踏み倒されます」

 

 「そこで相談ですが・・」ギルマスと団長の話は続いた。



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