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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
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163 勇者の最後

 勇者が逃げて、お叱りをくらったのは、子孫だけではなかった。


 勇者の、正妻。勇者の愛人たちも年金を止められ、全員が、情婦館に飛ばされた。


 面食いだった勇者が選んだだけあって、美人が多い、

しかし、それだけだ、家事、炊事、洗濯、育児、揃いも揃って全員何も出来ない。


 元から、イケメンの勇者に玉の輿希望だから、仕事覚える気もない。

勇者の庇護の下、結構好き勝手してきた。


 「ちくしょう、あのろくでなしが逃げてくれたおかげで、このざまだ」


 「せめて死んでくれれば・・」


 「今回も、魔王を倒して、報奨金が出ると思っていたので、だいぶ借金がある」


 「こんなところでくすぶり続けてもしょうがない、

この際、顔は多少がまんしてでも、金持ちに取り入って、必ず復権してやる」


      ☆  ☆  ☆


 その頃、勇者の子孫たちは、隣国の情婦館にいた。


 「ついに見つけたぜ、バカ親父、ぶっ殺してやる」


 「ほう、剣の練習もまったくやってこなかった、おまえたちに倒せるかな?」


 「こっちは10人もいるんだ、勝てないわけがない」


 「みんな、一斉に行くぞ」


 勇者の子孫たちは、斬りかかったが、半分は様子見だ、

勢いよく、斬りかかった男は、剣を折られて、逆に斬られてしまった。


 一応勇者で、実戦経験もある、勇者の敵ではなかった、

1人また1人と斬られ、女子組みは逃げたそうとしたが、勇者は容赦なかった。


 最後に止めを刺した時に、勇者の背中に矢が刺さった。

 

 「あんたが、勇者だったのか、イケメンとは聞いていたけど、

この国まで手配書廻ってなかったから分んなかったわ」


 「それてしても、ひでーことするな、自分の息子、娘まで容赦なしか」

 「俺たちが印籠を渡してやるぜ」


 勇者も善戦したが、矢が刺さって、冒険者4人はきつかった、勇者は首を刎ねられ死んだ。


 「明日は猫まんま、勇者を討ち取ったり!」


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