014 ダンジョンの始まり
マルコは、人相の変わった者たちの名前を聞いた。
すると、「好きなように呼んでくれて構わない」
マルコは、この人相の変わった者たちを、
イカ・タコ星人と呼ぶことにした。
イカ・タコ星人は、球体の物を渡してきた。
「これは何だ?」と尋ねてみた。
「これは、ダンジョンコアといわれる物で。
陸・海・空にあるマナと呼ばれている、見えないエネルギー」
「つまり魔力を集めることができる装置で」
「これをあなたに紐付け、わかりやすくいうと登録をすることによって、
これの機能を使うことが、できるようになる」
「異論がなければ、初期登録を済ませてしまおう。
その球に手をのせてくれたまえ」
マルコは言われたままに、球の上に手をおいた。
イカ・タコ星人は、なにやら黒い石版みたいのを持ち出して、
操作をしているようだった。
球が突然、輝き出し、ちょっとびっくりしたが、
やがて輝きは終わり、イカ・タコ星人が喋りかけてきた。
「はい、これで初期登録は終了しました。
これで機能はもう、正常に作動しているはずですが、
何か体の方に問題はありませんか」
マルコはちょっとびっくりした。
「な・なんだこれは、体の中から力が溢れて来る、これがマナの力か?
ふふふ・・、今ならば私を追い出した、アリタイ王国のやつらに復讐ができそうだ」
「問題は、なさそうですね。それでは魔物をまず召還してみましょうか。
ほとんどのこの星にいる魔物は登録しているので、頭の中で想像していただけれは、
魔物、モンスターを召還できると思います。さあやってましょう」
マルコは言われるがままに、実践をしてみた。
初ポイントがついた記念に、明日は6話あげます。