145 バーベキュウ2
「おい、ラン・スウよ、そんなところで落ち込んでないで、飯食おうぜ」
「マスターがご馳走してくれるらしい」
「なんでも、外に出て、バーベキュウとかいうのをやるらしい」
「へ、外なんかに出たら、ものすごい勢いでマナ消費するじゃないですか」
「いや、マスターに聞いたら、大丈夫だとさ」 「ほらいくぞ」
外に出たら、穴がところどころに空いた鉄板の上に肉が置かれ焼かれている。
肉は、色々あり量も豊富だ。
何でも、焼けた肉に、たれをつけて食べるみたいだ。
「ほら、ラン・スウよ肉焼けたぜ、落ち込んでないで食え」
何かこのハサミみたいなもので摘んで食べるみたいだ。
「う・うまい、こんなの食べたことない・・うますぎる」
真ん中にいる人間が叫んでいる、やつがマスターなんだろう。
「こちらに、ビールと水用意してますので、各自取ってくださいね」
台の上には、ガラスに入ったエールみたいのと水があった。
みんな、エールみたいなのを持っていって、飲んでいる。
みんな「うめー」とか歓喜の声をあげていた。
俺もみんなに習って、エールみたいのを飲んだ。
「旨い、なんだこれは、肉とエールの連鎖が止まらない」
「お、ラン・スウお前も飲んでいるのか」
「味が飽きてきたら、違うタレいっぱいあるから試してみろ」
俺、こっちに鞍替えしようかな? 今回の責任とらされるだろうし、
なにより、こっちの方が、遥かに飯が旨い。