表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第四章 勇者編
144/518

143 ポンシェの狼狽

 「ポンシェ様大変です、マナ、マナが・・」


 「ダンジョンコアのマナの残量がゼロになりました」


 「ん。何かの間違いではないのか?」


 「いえ間違いではありません、このままだとポンシェダンジョンのモンスターが離反します」

「早急に、魔石を溶かして、マナを補充しないと大変な事になります」


 「原因を突き止めろ」


 「どうやら原因は、ファン・ゴンダンジョンにあるみたいです」

「あちらのコアに、ものすごい量のマナが吸い取られています」


 「ラン・スウのやつに連絡を取れ、たくしょうがないやつだ」


 「さっきから連絡を取っているのですが、反応がありません」


 「とりあえず、魔石を解石して、マナを補充」

 「原因調査のため、そうだなツーチェお前、

ファン・ゴンダンジョンに行って様子を見て来い」


 「わかりました」


 四天王の一人、ツーチェは、転送魔法陣により、ファン・ゴンに向かった。


 転送先で見たものは、弱りきったラン・スウと異様なオーラを放つモンスターだった。

やばいと思った、ツーチェは、再び転送魔法陣を作動、ポンシェに戻ってきた。


 「ポンシェ様大変でございます、どこかのモンスターにラン・スウが監禁されております」

 

 「どこの、どんなモンスターだかわかるか?」


 「見かけたことがない、オークとミノタウロスでした」

「モンスター大図鑑を見ればわかるかと・・」 


 モンスター大図鑑を見たツーチェは絶句していた。


 「そんな馬鹿な、ありえない・・・」


 「どうした、言ってみろ」


 「はい、オークはオークキング、そしてミノタウロスはテラミノタウロスです」


 「なに・・テラミノタウロスといえば、ドラガンダンジョンのラスボスじゃないか、

協会め、ロンに頼んで出してもらったのか?」 「本気で潰しにきやがった」


 「打てる手は2つ、こちらのダンジョンコアを破壊するか、

向こうのダンジョンコアを破壊するしかない」


 「道理で、協会が出血還元大奉仕とか言ってくるわけだ、くそ」

 

 「こりゃ教会と国に全面協力を頼まないと駄目だな、そうそうに連絡を取るように」


 こうしてポンシェダンジョンVS協会の第一ラウンドのゴングは鳴った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブクマ・ポイント評価お願いしまします!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ