138 勇者への果たし状
俺たち勇者一行は、魔王戦に向けて準備をしていた。
教会より貸し出された、エクスカリバーもいつもより輝いているようにみえる。
そんな中、魔王軍の第一報がもたらされた。
「どうやら、敵はファン・ゴンに第一陣を引いたみたいです」
「敵将は、四天王ラン・スウ」
「なんと生意気にも、果たし状なるものを騎士団に渡してきたみたいです」
「生意気な、前回ボロボロに負けたのを忘れたのか、
聖剣エクスカリバーの塵に変えてやるわ・・」
他の勇者のメンバーの会話
「ああ、また歩いてファン・ゴンまで行くんでしょ、めんどくさい」
「私も、あの聖者行列嫌いなんですよね、教会の連中が後ろからついてきて」
「勇者一行の勝利のために、皆の者、祈るのです、祈るのですだろ」
「で、今回勇者が死んだら、あなたたちの祈りか弱かったから、勇者は負けてしまいました、
今度は負けないように、さらに祈るのですだろ」
「信仰力ボロ稼ぎだな」
「国の方も、魔王討伐には、金が掛かると各諸侯に特別税だろ」
「あげくに協力をしなかった、周辺諸国に対しては、戦争の好材料にするんだろ」
聖者行列も順調に進み、ファン・ゴンまであと少しいう所で動きが止まった。
なにやら教会の連中が慌しい。何か波乱の予感がする。