136 昼食会2
子供たちが、俺の元に何人もやって来た。
「どうした、なにかあったのか?」
「んーとねぇー、先生がお客様来たからバイキングだって」
「はあ? お客様てどんなやつだ?」
「んーとねぇー、隣の領主様だって」
隣の領主様か、ちょっと揉めたくはないな、噂嗅ぎ付けて来たって訳か。
しょうがない、バイキングしてやるか。
「よーし、みんなもバイキング食べたいか?」
「うん、食べたい!」
「じゃあ、学園に戻って、院長と生徒に、こっちのホテルで昼食だって伝えてくれるかな?」
「うん、わかった」
★ ★ ★
そうこうしているうちに、お嬢様一行が到着をした。
お嬢様がさも得意げに、ここが今の仮宿だと自慢している。
ニコス一同も、口を開けてびっくりしている。
俺の方は、パーティクルドーンだから、3分もあれば用意できる。
さて、隣の領主様は、俺に迎合するか反目するかどちらだろう?
2階レストラン前で、アレーナ一同も勢ぞろいである。
最初はお嬢様も、VIP室で食事かと思ったが、子供たちと一緒に食事を摂るみたいである、
意外と子供に近い。
ラザロウお嬢様は、デザートに歓喜して、「信じられない!」「神よ!」と騒ぎまくっていた。
長い昼食会も終わり、お土産にワインまで要求され、帰って行った。
使い方教えたけど、ちゃんとコルク開けられるのかな?