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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第四章 勇者編
136/518

135 昼食会

 その頃タチアナは、子供たちと自転車の練習をしていた。

門のほうが騒がしいので見てみると。


「あら、そちらにいらっしゃるのは、ニコス様じゃないですか」


 ニコスが声のする方向に向き直ると、そこにはタチアナお嬢様が居た。


 「これはタチアナ姫、お久しぶりですな」


 「本日は何か御用でしょうか?」


 「タチアナ! 元気してた」


 「ラザロウ、貴女ほどじゃないけどね」


 「何? その変な頭」


 「ああ、これはヘルメットといって、この自転車に乗る時に危ないからかぶっているんです」


 「自転車?」


 「これ!、今乗って見せるから、よく見ていてね」


 タチアナは自転車に乗って、走り回ってみせた。


 「ワオ! すごく早くて、楽しそう!」


 「で、何の用だったかしら?」


 「アレーナギルドのコスタスが頭おかしくなったみたいだから、見に行くとこなの」


 タチアナお嬢様に「ピーン」と悪巧みが芽生えた。


 「ニコス様、本日は昼食はお済でしょうか?」


 「いや、まだだが・・」


 「よろしければ昼食にバイキングはいかがでしょうか?」


 「「バイキング」」横に居た子供たちもハモった。


 「じゃあ、お客様が来たから、用意しておいてとあいつに言っといて」

「今日は、料理の思索にホテルにいるはずだから」

 

 「うん、わかった」と言って自転車を漕ぎ出してホテルへ向かった。


 つづく

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