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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第四章 勇者編
135/518

134 ニコス・マフテス

 私の名は、ヤシリギ共和国サリラ辺境伯領主ニコス・マフテスである。


 最近隣のアレーナがやたら騒がしい、

なんでもダンジョンができたみたいで、ちょっと話題になっている。


 まあどうせ「マナが集まりません、助けてください、ヒーー」とかが関の山だろう。

と思っていたが、思ったより長続きしているみたいだ。


 うちとジョゼは、利害関係があまりぶつからないこともあり、外交関係は良好だ。


 向こうは、漁業関係、うちは農業関係でうまく棲み分けが出来ている。


 向こうも一人娘、こちらも一人娘で、しかも同い年だ、仲も良い。

逆に同じ国なのに、隣の子爵との方が仲が悪い。


 そんな中、アレーナのヤシリギ・ギルドから、ある情報がもたらされた。


 「アレーナのはずれに作られた、ダンジョンが大発展しています」


 「はあ? 何かの間違いじゃないのか?」

「あんなマナの集まらない場所でどうして?」


 「しかも、めちゃくちゃ美味しい?」

 

 「なんだそれ? スライムとかゴブリン倒すと、魔石やらエリクサーでも出るのか?」

「まったくの意味不明だ」


 「どうしたんですお父様」


 「ラザロウ、アレーナ・ギルドから変な手紙きて驚いておるのだ」


 「コスタスのやつ、ダンジョン潜って毒にでも侵されたらしい」


 「今日は時間もあるし、お前も一緒にアレーナ行くか?」

 

 「はいお父様、ご一緒させてもらいますわ」


       ★  ★  ★


 国境の検問所まで来て驚いた、隣のアレーナに続く道が綺麗に舗装されている。


 「なんじゃこれは?」


 しかも、しばらく馬車を進めると、途中に大きな門があった、

でかい看板もあって、セブンスター・ダンジョンへようこそと書かれている。


 「ここが噂のダンジョンなのか? 結構立派だな」


 「あ、お父様、ここにアレーナ・ジョゼ辺境伯仮邸は、

真っ直ぐお進みくださいて書いてあります」


 「あ、そういえば、引っ越しましたとか、手紙来てたな」


 つづく


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