表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第四章 勇者編
131/518

130 勇者

 俺の名は、リーチェ、大三元帝国で、勇者をやっている。

 

 過去2度も魔王の進行を食い止め、封印した実績を持つ。

その名誉を称え、国からは国士無双の称号まで貰っている。


 そんな俺の元に教会から、お呼び出しが掛かった。

 

 用があるのだったら、そっちから来いてんだ。

まあ、用件はわかっている、魔王の件だろう、

行かないと問題になるから、しかたがない行ってやろう。

 

 教会受付に行った俺は、受付嬢からこう言われた。


 「お待ちしておりました、勇者様、ダジィスウ大司祭がお待ちかねです」

「ご案内します」といい、応接室に案内された。


 扉を叩いて、扉を開けるとダジィスウ大司祭が中に居た。


 「待っておったぞ、勇者リーチェ」


 「魔王復活の件か?」


 「そうだ」


 「悪いが、俺ももう年だ、引退を考えている、悪いが他をあたってくれ」


 「引退するのはかまわんが、年金の停止と、称号の剥奪となるがよいのか?」


 「なんでそうなるのだ」


 「当たり前だろ、魔王復活に対して、勇者は戦わずして敵前逃亡をしました」

「国王様以下一般市民も許さないだろう、それにお前は女ぐせ悪く、評判も悪い」


 「前回も聖女に手を出そうとして、聖女にボコボコにされたのを忘れてはおるまい」

「お前の力は、聖剣と聖魔法によるもの、魔族にしか効果がない」

「並みの冒険者にも負けるようなおまえに、多額の金を与えているのを忘れるな」


 「それに、今回も筋書きは、もう決まっておる、前回同様に封印すればよい」 


 コンコン、扉を叩く音がして、美少女が入ってきた。


 「お茶お持ちしました」


 勇者は彼女を見るなり一目惚れをした、好みにど真ん中だ。


 「もう下がってよいぞ」


 「実はな、彼女お前に気があって、仲を取り持ってくれないかと言われとるんじゃが・・」


 「この俺、勇者リーチェ、よろこんで魔王討伐の任、引き受けよう!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブクマ・ポイント評価お願いしまします!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ