129 バイキング2日目
ホテルランチバイキング2日目が始まった。
昨日の割とまったりしたのから一転、
バーゲンに向かうおばさんのように、目が血走っていた。
「今日は、あのローストポークを3皿は食べてやるわ」
「私は、昨日甘味全制覇できなかったから、残りからね」
「あの焼いた肉硬いかと思ったら、柔らかかったわ」
みんな、昨日の批評をしている。
あれ、ちょっと日曜日だからと言って、子供多くないか?
まさか、子供は無料だと思っているのではないよなあ・・。
昨日は、入店の際に今回だけ特別と言っておいたのに・・。
ちょっと早かったが、開店した、昨日とは違い、
入り口でナイフとフォークのセットを渡した。
使い終わったら、持って帰っていいと言ったら、みんな大喜びだった。
やっぱり、子連れとは揉めた、ゴネにゴネられて、
最後は子供が泣き真似までする始末、結局負けてしまった。
おかしい、俺は宇宙最強じゃなかったのか・・。
デザートコーナーで騒ぎが起きていた、そう今日はアイスを追加してやったからだ、
ゴデ○バ・スティクアイスとハ○ゲンミニカップである。
そもそも、この星に氷はあっても、氷菓子はない、まして南国では氷すらもレアだ。
レアなので、お一人様一個限りで出してやった。
もっと食わせろと煩かったが、今回は俺も折れなかった。
食べなれないもの、食わして腹壊されたらたまらん。
今日のおみやげは、マ○セイバターサンド10個入だ、
スプーンセットもあげてるから、こんなもんで十分だろう。
さあ今日のことは、すぐに噂が広まり、あっという間に全国区だろう。
難民とか来そうだから、早く住宅作らんといかんなあ・・。