表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第四章 勇者編
122/518

121 ポンシェ

  私の名は、ポンシェ。


 大三元王都の外れにある、ダンジョンのマスターである。


 何を隠そう、この星のダンジョン序列で、1位、そう頂点である。


 今年は10年に一度の魔王復活祭の年である。

私の元に、教会の大司祭が内密に訪れていた。

今年の脚本の打ち合わせをするためである。


 「ダジィスウ大司祭よくこられた、で今回はどうするのだ」


 「一応勇者は、今回で消えてもらおうかと」


 「魔王と相打ちという線か?」


 「いえ、誰か四天王にあえなくやられ、その子供たちが、父の敵討ちをするという線です」

「さらにその子供たちもやられ、絶体絶命を演出、あらたなる勇者誕生を考えてます」


 「なるほど、その方が信仰力は集まり易いな」

「でも勇者の子供たちも評判悪いけど、受けるのか?」


 「その点は、こちらで万事準備しております」


 「それで場所は、モルゴンか?」


 「いえ、ファン・ゴンで」

 

 「ちょっと待て、ファン・ゴンは中堅都市で、自衛団までいるじゃないか、

おまけに海沿いでマナ集めずらく、こっちのメリットがない」

「あんたたちは、じゃまな都市だから処分したいんだろうけれど、見返りは?」


 「10人位を政治犯にしたて、役を付けて、ダンジョンに放り込むでいかがでしょう」


 「全然足らんな!」「1人で大体小さな魔石1個しかならん、せめて50個分くらいは欲しい」


 「わかりました、不足分は現物でお渡しします」


 「で日時は決まっているか? こっちも協会に新設ダンジョンの申請をしないといかんからな」


 「一応6月の頭で」


 「あと2ヶ月ちょっとか、わかったこちらも準備しておく」 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブクマ・ポイント評価お願いしまします!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ