011 飯がまずかった
とりあえず、部屋まで飯を持って来てくれると言うので、
部屋で待つことにした。
その間に黒いスマホのような物の解析をしてみた、
まだ完全には正体がわからないが、相当技術は進んでいるみたいだ。
ドアがノックされ、食事が運ばれてきた、
運んできたのは、また別の女だった、
付き添いというか、例のバリビューンさんとダブラスさんも一緒に着た。
「ダブラスから聞いたけど、共通語、喋れる様になったんですって、
言葉わからないようだったから、他の3人とは分けたんだけど、
食事をしながらで、いいから聞いてくれる」
「あなた何者なの?」
「俺の名は、星野敬太、地球という星の日本から来た」
「それはさっき聞いたわ、でも今回来るはずだった人とは、あなたは違う、
地球から来た人もいないわけではないけれど、メッセージはちゃんと読んだ?」
メッセージ・・そんなものあったのか、
でも、地球から来た人がいるとは、これは朗報だ。
「何かよくわからないけど、眩しい光に吸い込まれて、気がついたらあそこにいた」
うーん、まったくの嘘ではないな、
「で、腹が減っているので食べても良いかね」と話を逸らした。
ちなみに飯は、全粒粉パンに野菜のポトフみたいなスープ、他、
ラノベで出てくる、まずい飯の典型が出てきた。
もちろん食べてもまずかった。
本辺の続きは、第25話から予定です。