118 ランチバイキング
俺は、タチアナ学園の生徒の勉強ぶりを見に学園に来ていた、
「どう? 生徒たちはちゃんと勉強している?」
「はい、みんな一生懸命勉強してますよ」
「ただ、魔法に関しては素質が問題となりますので・・」
「現在のところ素質が特にある者はいないようです」
「そのかわり、マイケル君とミーシャさんは、
パワー、スピード、反射速度も優秀で、上級冒険者と互角に渡り合えるかと」
「そう、それはよかった」
「今日こちらに来たのは、今度の土・日ホテルの方でランチバイキングやろうかと」
「それで、土・日は生徒も休みだから、誰か手伝ってもらえないかと」
「もちろん、日当も出すし、交代でバイキングの食事もできる」
「子供たちも、よろこんでやると思いますよ」
「そう、それじゃよろしく」「学園長は、自室?」
「そうだと思いますよ」
コンコン「はい、どうぞ」タチアナ学園長は自室にいた。
「あら、星野さんなにかしら、またバイキングのお誘い?」
「今日は2つお願いに来た、1つはこの間あげた馬車の大きいのが手に入りそうなんだ、
それで、馬を4頭位用立てることは可能か?」
「もう1つは、自転車という、乗り物の許可だ」
「まず、馬に関しては、各町ごとに伝馬屋というのがあり、だいたい5頭の馬がいるわ」
「運が悪くなければ、借りられると思うわ」
「自転車?に関しては、現物を見てからね」
「それよりあれはないの?」
「2個でいいですか?」
「3個!」
「わかりました、子供たちには内緒にしておきますね」
と言って、ケーキを3個置いて部屋を出た。