116 ドラゴンロン
この星の朝は。割と早い、子供たちの世話は院長に任せて、
俺は、領主の方を面倒をみることにした、
そのうちメイドの2人が仕事覚えて世話してくれるだろう?
さすがに今日は、朝からバイキングをやる気にはならない、
どうせ、昨日散々飲み食いしたので、そんなに量入らんだろう。
一応、洋食と和食を用意した。ちなみに学院の食堂のダンレンジにも洋食と和食は登録してある、
問題は、和食が全然人気ないのである。箸の国でないからと、
生の玉子、腐れ豆(納豆)は生理的に受け付けないようである。
なんか、日本人として悔しい。
そうこうしているうちに、2つのマナが、このダンジョンに近づいてきた。
しかたがない、出迎えてやるか、敵対心はないみたいだし・・。
「いらっしゃいませ、なにか御用ですか?」
「これはこれは、わざわざ出迎えとは、まあ説明する必要はないと思うが、
一応自己紹介をしておこう、私の名はヨン、そしてこっちがロン」
「そう、私たちはドラゴンだ」
「ご丁寧な挨拶ありがとうございます、私が当セブンスター・ダンジョンのマスターの星野敬太です」
「して、どのようなご用件で、当ダンジョンに?」
「大三元帝国のダンジョンのことは、ご存知かな?」
「確か、ランキング1位のダンジョンでしたよね、それがなにか?」
「あそこは、10年に一度勇者祭りを執り行うんじゃ」
「勇者祭り?」
「わかりやすく言うと、魔王と勇者が戦うという茶番劇をやるのだ」
「最初から、筋書きは決まっていて、勇者側が勝つことになっておる」
つづく
本日は試しに夕方18時から3話UP予定です。