表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
探偵 PRETEND  作者: 飛佳
1/1

遺産相続

初投稿です

学生なので投稿頻度少ないと思いますがよろしくお願いします



「・・・全て素晴らしい」


 本棚から溢れるほどの本を目の前にして先に口を開いたのは、俺ではなく、アイツだ。


「まあ、此処の本の持ち主だった人、偏屈な人だったんだろ?」

「ああ、らしいな。生憎会った事は無いけれど」

「それで、どうする?」

「やはり、此処は私が貰い受けよう!」


 そう言うと思った。


「なら今度僕が必要な書類を持ってくるから」


 まさか、あいつの・・・アキの叔父にあたる人がこんな大量の本を所有していたとは。

 羨ましい限りだ。


 中にはアキの叔父が自分で執筆したものと思われる本もあった。

 それ等を含めて、全て推理小説だというのだから驚きだ。


 そんなアキの叔父だが、この間事故で亡くなったそうだ。


 それで彼が所有していたこの事務所?のような場所と、おまけに大量の本が遺産として残ったのだ。逆にそれ以外に遺産は無いらしい。


 彼は若い頃、父親と、つまりアキの祖父と大喧嘩して勘当されていたらしく、アキも自分に叔父がいることを彼が亡くなるまで知らなかった。


 しかし、これだけの量の本。親戚達も売ろうとしていたのだが、アキが説得してここを相続することになったのだ。


(...いや、強迫というべきか?)


 それで今、埃を被った本や机を掃除しているのだが・・・

 アキが小説を読み始めてしまった。


 全く、いつまでかかることやら。



次回:「友人」の「相談」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ