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取り敢えずひねり潰そうと思います

「アンリちゃんは魔法属性すごいんだって?」



「ええ、属性魔法ならほぼ全部の適正があるらしいです」


「ほう、それは凄いな、それに二人とも音楽とか芸術系もすごいらしいじゃないか。ザイディアスの家で芸術系が産まれるとはって親父も言ってたな」


「ええ、まぁ特に私はあまり動けませんので・・」


「僕もピアノとか弾けるし今度一緒に演奏しない?」



 あれからアンリも巻き込まれて、主賓のドライ王子とその兄アレス王子がめっちゃ話かけてくる・・・・


いや、わかる陛下でさえこの国でもトップレベルの美少女と言われてたし・・・だから多分王子達が何でここまでくるのかなんとなくわかるよ?一応元男だし・・・


・・・でもねあなた方のせいでだんだん同年代の女の子達の嫉妬、殺意の視線が強くなっているんですよ



すると、一人の女性がセレネに抱きつきながらアレス殿下に話しかける


「わっぷっ」


「私も混ぜてよ、こんな可愛い娘、アレス達だけに独占させないわよ」


その女性、第二王女カレナ殿下はセレネの頭を胸に押し付けるような形で抱きつき、王子達へ文句を垂れている



何か柔らかく暖かいものが顔面に押し付けられる・・いや、わかってる魅惑のお胸様 幸せの塊 が顔面に・・・



「あなた達本当に可愛いわね・・」


そう言いカレナ殿下はペロッと舌舐めずりをする。



すると私とアンリは急に背中がゾワッとした。



「」


あははと愛想笑いをしながら私達はカレナ様から離れようとする・・・だってカレナ様・・めっちゃ飢えた肉食獣のような目でこっちを見てくるんだもん・・長居してると食われそう《ジュリュリ、ペロッ》ヒッ・・・ちょっマジでこれ食われるわー本気で逃げよ・・


私達は王子達や他の方への挨拶があるのでと言い一目散で駆け出した




殿下達への挨拶も終わり、私は今、のんびり優雅にお茶している。体が弱いってことであまり動くなって父様にも言いつけられてるし、しょうがなく、本当~にしょうがなく座ってお茶をしている。


まぁ、第三王女のソフィーナ殿下が一緒にお茶をしてくれているおかげで周りで陰口とか、嫌味を言いに来たり、そういう視線を向ける人はいない。

ソフィーナ殿下ありがとうございます。


・・・・


こっちは優雅に殿下とお茶をしている間、アンリは・・・


「俺はオーガスト家の次男で魔法属性は二個も持ってるエリートなんだぜ」



「へ、へぇーすごいね」


アンリは少し反応に困ったように戸惑いながら返事している



うん、わかるよその気持ち!基本超弦魔法以外使えるチートな妹からしたら〔だから?〕みたいな反応だもんな!


まあでも人付き合い、後チートは基本隠す方針だからちょっと困りながらでも反応しないとだもんね~



でも、アンリにはそんな窮屈してほしくないしな・・・




それはともかく、アンリに人がたかるのもわかる。


アンリは身内の贔屓目を抜いても立派な美幼女だし・・・


まあ、こっちはアレス殿下がめっちゃ話しかけてきたお陰(?)で、なんか今余裕ある・・・・


いや、前回来てないってことで余り印象がよくないってのもあるかもしれないけど・・・


だから、代わりにアンリの方にうじゃうじゃよってるんだけど・・・




「俺の妾にしてやるぞ!」



ア"ッ?



一瞬キレそうになったけどなんとか宥めてアンリの方を見ると


「」ゴゴゴッ!!



おっ、おう  アンリちゃんきれてるぅぅ


・・・・後、あのオーガスト家のやつ覚えてろよ・・・ファック



ふと気づいたら姫様はいなくなっていた



・・・まあだからどうしたって所だけど



「ちょっといいかしら」



私が扇の外側から眺めていると、怒りを少し含んだ少女の声がが聞こえた。



声のする方向へ向くとそこに一人の少女とそれに付き従う二人の少女がいた。




「えーと」



「ふんっ、特別に私の名前教えてあげる、私の名前はチャナキ・ウィル・エスタルト。侯爵家の娘よっ!」



「これはご丁寧に。私の名前「要らないわ」」



「妹の方も興味無いからどっか行きなさい」



いやいやアンリだったらまだあの男の子達に捕まってる


そう言おうとしてその方を向くとアンリは居らず、まさかと思いながら隣を向くと・・・



・・・アンリがいた。


ワレ、イツノマニ・・・・


まぁそんなことより、アンリは動く気は無いらしく黙ったままチャナキ侯爵令嬢を見てそこから一歩動かない


動く気がないと察したチャナキは


「ふんっ、所詮卑怯者の妹か」


「」



「あなた、前回招待された癖に来なかった臆病ものでしょう?ちょっと王子と話せたからって調子乗ってんじゃないわよ。そんなの社交辞令よ」


あーこれ、アレかぁ。いわゆる《なに私の王子に手をだしてんのよ!!》ってやつか・・・




「いえ特に調子に乗っては」


「はっ、どうだか。前回来なかった臆病者だしね?あれぇお身体大丈夫ですかぁ?卑怯者」


アンリは流石に我慢の限界が来たのか口を開き私の擁護をした


「お姉様は実際、最近原因が分かるまでお身体は弱かったのですが?」


「あんたは黙ってなさい。臆病者の妹が、どうせ家族全員で口裏合わせでもしたのでしょう?」


「」カチン


ムカつきはしたが私達は特に言い返しはしない・・いや、出来ないと言ったほうが正しい


「何も言い返せないでしょう?だって事実だものねぇ」


「」


そこまで言われても私達は何も言い返さない。


私達が言い返せない理由は一つ、あのチャナキって子は侯爵令嬢で下手に言い返すと家同士での争いとなり、実際私は前回行っていないこともありかなり肩身の狭い思いをすることになる。二つ目、体調が悪かった原因を言うと、私の強さとかが明るみになり、色んなところが私を利用しようとして、誘拐、暗殺を企てたりする可能性が高い。三つ目、陛下直々に元々公言する事を避けるよう言われているから



「貴女も王子へ曲の一つプレゼントしてみたら?仮にも公爵令嬢そのくらいはできるでしょう?それとも出来ないから前回体調でも崩されたので?もしや妹さんもお体悪いのですか?大丈夫ですか?」


ーーーブチッーーーーー


ここまで言われてついに私の中で何がが弾けた。



我慢の限界がきた。



「いえいえ、ただ単にお父様に態度だけがデカイだけの人がいるって前、教えて貰ったんですよ。ひょっとして・・あなた・・?」


「はっ?何言ってんの!?」


「いやいや、だってさっきからあなたお供を使った威圧位しかしてないじゃない」


「なにっアンタ同じ位だからって調子のってんじゃないわよ!!」



うーんやっぱり前のセカイと比べるとなーってかこれで拍手貰えるとか・・・前のセカイの同年代ならもっとましなの出来ると思う


「フフ私の演奏はどうでしたか?よかったでしょウ?・・・・そうだ!!せっかくの誕生日だしあなたも曲をプレゼントしたらどうかしら?」


うわぁこいつ絶対辺境伯は武器しか持ったことのない野蛮なやつら。芸術なんてもってのほかって思ってるわ~


俺が出来ないとかいって恥をさらさせようと考えてるわ~怖いわ~最近の若者・・・このセカイの貴族怖いわ~ってことで俺も貴族だしここは・・・ひねり潰すか。


「そうですね。では僭越ながら」


「はっ。脳筋家ごときが出来るとでも?やめなさい王子のお体に触りますよ?」


「今の発言。侯爵家の者として不謹慎だと思いますが?」


「そうやって話を反らそうとしても無駄よ。まぁそうやって言う位だし、流石に私レベルは行くのでしょう!・・・さあどうぞやって御覧なさい」




「では遠慮なく。」



「お姉ちゃん」



ああわかってる。本気で侯爵の面子ごとのひねり潰してやるから。二度とそんな大言壮語吐けないように、二度と楯突こうと思わないように心を粉々に砕いて来るから


「アンリ。任せろ!」


「うん!」


「セレネ・・」


おう、流石にお母さんもやっぱり心配しちゃうか・・・


「侯爵の面子ごと心を粉々に砕いて来なさい!」


いやいやいや、これは親が言う言葉じゃないだろ!心配しろや!!・・いやこれは心配できんか・・相手がこのレベルだと・・・いや、一応アレも侯爵家だしおそらくこの世界ならかなりすごいのだろう・・きっと。まぁでも今回は相手が悪かった。



まあ、返事は決まってるよな?



「はいっ!」


さぁこれから相手を蹂躙といきますか~


「セレネ」


チッ割り込んで来んなよ。せっかく人が乗ってきたのに


「あんまりやり過ぎるのは「お父さん?」・・・いや、やっぱり頑張れセレナ。おもいっきりやってこい」


お母さんマジナイス!よしみんなからの許可と声援ももらったし。後は、蹂躙岳かな?


「はいっ!!」



えーと、まぁ早く出す言ってた数日立ちましたが

やっぱり遅かったですか?すみませんでした。


スランプ~


なんか思うように言葉に、文字にならないんだよなー


モチベーションアップのために

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