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第11話 王都観光1

更新遅れてしまい申し訳ございませんでした。これから更新頻度は落ちます。

後、Twitter始めました。良かったらフォローや意見、最近の事など気軽にお願いします。

桐夜 池遲 @kitityorku


さあ、王都観光の日が来ました。


「セレネお嬢様!!帽子をお忘れです!!」


まあ、始まりはメイドの焦った声。いや、私のせいだけど。


私はメイドから白に水色のリボンがついた帽子を受けとる。


「ありがとう」


なんか、男の意識が抜けないせいでこの格好恥ずかしいから余り帽子したくなかったのに・・・


それを察したメイドが私を誉めてくる


「セレネお嬢様、大変お似合いですよ」


「そう、じゃあ行って来るね」


「行ってらっしゃいませ」



そう言って外に出るとアンリが待ちくたびれたような表情をしてして待っていた。


アンリは私を見つけると一瞬パァと明るい表情をした後ふてくされた表情をして


「おっそーいっ」


「ごめんね、軽いお願いだったら聞くから・・・っね?」


そう言うとアンリはふてくされた顔を一瞬で綻ばせ言質取ったぞとでも言いそうな顔をする。


・・・・あーこれ、まずった?


私がちょっと後悔しているとアンリが手を取って元気に話し掛ける


「さぁ!お姉ちゃん!!行くよ~」


「もぅ、そんな急がなくてもまた今度一緒に行けば・・・」


「ダメ、今日は今日でたくさん楽しまなきゃ!!」


アンリはそう言い。()()()()()の子供の様に俺の手を引っ張りながらはしゃいでいた。


「わかった。お金も陛下が出してくれる事だし楽しもうか。アンリ、何処から行く?」


流石王都。色んな店や、人たちで賑わっていて何処から回ろうか考えさせられる。・・・何かノープランで修学旅行の自由時間を過ごしてる見たいだわ・・


「そこの露店とかを見ながら一緒に買いましょう。っあ!あそこにいろんなアクセサリーが売ってる!一緒に行きましょう!」


「わかったから引っ張らないで~」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーー


「おい、なんだあの姉妹すごい可愛いな」「お人形さんみたい」ガヤガヤ




「ねえ、アンリ」


「はぁいどうしました?」ニヤニヤ


「この服流石に私には可愛すぎると思うんだよね」


「そんなことないですよ!私と、このギャラリーが保証します!」


「そこだよっ!!何でギャラリーができてんの!しかもギャラリーが更にギャラリーを呼んでるじゃん!!・・後どさくさ紛れてお父さんがいるんだけど」


「まあまあ、そんなの気にせずに。次は、これを来てください!」


「そこスルーしちゃダメだよね!?後ここまで多いと気になるよ!後まだ着せる気か!?」





「あー楽しかったっ!」ツヤツヤ



「・・・結局どれかうの?」ゲッソリ


「何をいっているのです?全部に決まってるじゃないですか」


「いや、それを一体誰が持って帰え・・・ああそう言うことね。」


私がそう言うとアンリは、フフッと笑い人だかりへと一直線に向かった


「じゃあお願いします!」


「えっ・・・こほん、畏まりました」


確かあの人はお父様のメイドの一人でザレンさんだった。あんだけカメラみたいな映像記憶の魔道具でパシャパシャ撮っておきながらよう気付かれんと思ってたね


「ってことで次行くよ~次は王都のスイーツ巡り行きましょう!」


ん?そう言えば私達お金払って無いような・・・あっなんかあの人が凄い量のお金払ってる。・・・って思ったらあの人王様の近くでちょくちょく見かけたメイドさんじゃん・・・ありがどうございます




そう言えば、スイーツのお店アンリはどこに在るのか知ってるのかな・・

「ザ~レンさんっ!」


「なっ、ななな何でしょうかお嬢様」


うん、シッテタ。まぁそりゃあ聞くよね~



「一番美味しいスイーツのお店って何処~」


「こほん、えっとこの道を真っ直ぐ進んで頂ければ王都で一番人気お得意様でなきゃ行列でまともに食べることのできないと言われるパラレルスイーツというお店があります。勿論王様に先に言って予約は済ませてあります。一緒について行きましょうか?」



へえそんなお店が在るんだ・・・ヤバい陛下がマジていい人過ぎる。ありがどうございます!!


「ありがとっ!!でも大丈夫。今日はお姉ちゃんと二人でって決めてるし二人でつくまでぶらぶら散策するつもりだから」


「まあそんな感じだから二人でゆっくり行くんで大丈夫です」


「そぅですかぁ・・わかりました。では私は警戒と・・部下にこの荷物持っていってもらいます」


「ありがどうございます・・すみません」


「いえ、お嬢様たちが楽しんでる姿を久しぶり見れてかなり満足してますから」


「普段そんなに楽しく無さそうでしたか?」


「いえそういう訳ではなく、普段のお嬢様は年にしては大人しく物静かでメイド達にもほとんどわがままを言わなくて・・私達はもっとお嬢様達に甘えて貰ったりして感情を発散して欲しいと思っていたのですよ。そして今日、お嬢様がこんなに感情を表に出して、途中も余り難しい顔をせずにしっかり年相応の姿を見れて安心しました。」


「そうなんですか?・・ありがと」


「いえいえ、それではお嬢様方、ごゆっくり」


「ええありがと」



「じゃあね~・・・・っと。それじゃ私達もゆっくり行きましょうかお姉ちゃん?」


うーん、まぁゆっくりでもいいけど。正直にいうと俺は、あの人と一緒に真っ直ぐ行きたかったかなぁ。・・・だってさっきから本当チラチラ視線が・・・ホント慣れない。

まあ妹の頼みじゃなかったら断れたのに・・・


「・・そうね。じゃあ、行きますか~」


「おー!!」



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