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14/ そこのお姉さん!追われてますよ!

「1000トラあります」

「1000...」

僕は《オール武器ログ2017》をめくった。目移りするラインナップ!

当初のデンジャラス・ブーメンランに対する熱い想いは消えてしまいそうだ。

「ん!これなんかどうですか?“長めの刀”500トラ!やはりこういう世界の象徴は刀かと!」

パニールが覗き込む。

ふわっ..

紫髪のツインテが鼻先をかすめる...

イイ匂い..


「パワー不足です。わたしたちはこれを装備することはできません」

「ええ..なんでえ...」

「パワー規定があるのです。武器の装備はパワー証明書の提出が必要になります。発行してもらうにはGYMで測定して、その装備をするにふさわしいパワーであることを証明しなければなりません」

「...なんでもかんでも手続きなんだね...」

「なんでもかんでも手続きです」


事細ことこまかい。

まったく夢と魔法の要素がない...

転生してハッピー!な感じをこれまで感じられない...


「..あ、魔法は?魔法の使用手続きはいらないの?僕、すでに何回も使ってるよ!」

「はい。魔法の使用も手続きが必要です」

「え、でも..」

「はい、多分、姉さんは国犬ポリーズに追われています」

「へ」

「捕まったらお臭い飯を食べることになります」

「逃げなきゃ!」

「はい」

「逃げなきゃ!」

「はい、でも大丈夫だと思います」

「どのへんが!」

「魔法で殺っちゃえばいいです」

「うーん...」


続く

【法律 vol.2】


パワー規定...武器や防具を装備するためには市区町村に設置されたGYMで「パワー証明書」を発行してもい、携帯ショップに提出、登録が必要となる。

GYMではその装備をするに耐えられるパワーがあるかどうか測定される。

無許可で装備をしようと思えばできるが、力量の問題であるため、結果的に装備の重量に耐えられず戦闘に不利になることがほとんどである。適切なパワーを取得するという意味でも、大切な規定といえる。



国犬ポリーズ...カツシカディープ国が国費で作り出す人間と魔犬のハーフ。国の治安秩序を維持することが目的。犬の頭に人間の腕、胴体、犬の足と尻尾という外見。スピードがあり、噛み付く力が強い。また両腕を器用に使えるため、投げ技も使ってくる。交配が難しく、全国でも10人ほどしかない。

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