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4 勇者クルス

「えっと……。」


ぼんやりと目を開けた瞬間に抱き着かれて泣かれる、というのはどういう状況なのだろうか。引き剥がそうにもものすごい力で抱きしめられていて腕自体が持ち上がらないし、そもそも相手はこちらの話を聞けるような状態にも見えない。――困った。

わあわあと声を上げて泣き出した女性は、エルゼリの勘違いや見間違いでなければ、数年前に別れたきりの侍女、エマ・ユール・カスペンその人だった。

金の巻き毛に緑の瞳、年齢以上に落ち着いたところのある人だった記憶があるが、その彼女がなにゆえ大泣きに泣いてエルゼリに抱き着いているのだろうか。というか。


「待って……え、なんでエマがここにいるの?」


ようやく顔を上げたエマが、一瞬泣きぬれた目を見開いてぽかん、とした。


「エルゼリ様、お目覚めになった第一声がそれって……。」


そして気が抜けた様子で笑い始めた。くしゃ、と歪んだ顔が涙でぬれている。

ああ、間違いない。年齢を重ねて成長したように見えるし、身に着けた服も記憶にあるお仕着せではないけれど、かつての面影は確かに残されている。


「エマよね?」

「はい。エマでございます。エルゼリ様。」

「どうしてここに?」

「……そのことについては、後からご説明いたしますわ。それよりも……。」


と言い、エマはちらりと背後に視線を流す。彼女は名残惜しそうにエルゼリから離れて直立した。

ふわふわの布団に埋もれるようにしていたエルゼリからは、エマの視線の先が見えない。体を起こそうと力を入れようとして……起き上がれない。ぐるぐると頭の中で水が渦を巻いているような違和感が全身に伸し掛かっている。どうして?


(っていうかなんで私寝てるんだっけ……?)


エルゼリの頭の中が困惑で埋め尽くされる。

声がかけられた。


「エルゼリアード王女? お目覚めですか?」


どこにでもありそうで、彼しか持ちえない――力ある音。エルゼリの背筋は雷に打たれでもしたかのように震えた。


「エルゼリアード王女、そのままで。良かった。お目覚めになって。」

「……あなたは、」


問いかけつつ、はっきりとエルゼリには答えが分かっていた。父も母も彼の手によって討たれたのだ。その時玉座の上から見下ろしてきた双眸を、エルゼリははっきりと覚えていた――あの瞬間に思い出した知識など引っ張り出す必要さえない。

エマの背後からこちらに向かって近づいてきたのは、茶色の髪に、同じ色の瞳の男。どこにだっているようで、真実彼にしかありえない力をエルゼリは感じ取った。


「クルス・エルバンです。……いかがですか、具合のほうは。」


広間でかけられたものとはまるきり違う、丁寧な言葉遣いに、むしろエルゼリは警戒を解けなくなった。エルゼリが知る彼は、先ほど顔を合わせた時の――「勇者」としての彼。あるいはそう。唐突によみがえった「ゲーム世界の彼」だけなのだ。実際のクルスがどんな人間かは、エルゼリ自身が判断しなければならない。

不審を隠しもしないエルゼリをどう思ったのか、クルスは困ったように笑った。


「気を失われたんです。」

「は?」

「二日経っているんですよ、あなたが気を失われてから。」

「……私、気を、失ったんですか?」


まさか。エルゼリに触れて記憶を読まれた相手が気を失ったというならありうる話だが、まさか自分が?


「間違いなく。ですよね、シグレア。」


クルスの呼びかけに応じて、更に背後からシグレアが現れる。

彼のトレードマークたる白銀の鎧は外され、今は青とグレーを基調にした騎士服を身につけていた。服装が違う、と気がついて、成程少なくとも意識を失い、前後不覚になった時間があるんだなということは理解ができた。


(……よく考えてみたら、こんな嘘をついたところで、彼らにはなんの得もないわよね……。)


ちら、とシグレアを窺う。視線が合ったところで、シグレアの眉尻が僅かに下がった。整った氷のような顔立ちが、それだけで随分と印象を変えるから面白いものだ。

ゲームの登場人物としてのシグレアは、くそ真面目でクール、という印象だが、実際の彼はもうちょっとかわいげがあるような気がする。


(そう言えば彼と顔を合わせたあたりから、記憶が……。)


そもそもどうして気を失ったりなんかしたのだろう。

思考に沈み始めたエルゼリに何を思ったか、シグレアがほとんど垂直になるくらいに腰を折り曲げる。がばりと音がするほどの素晴らしい早さだった。

エルゼリの目が丸くなる。


「!? え、何?」


シグレアがとったのは、完全なる謝罪のための姿勢、最敬礼だった。エルゼリの視界からは彼の整ったつむじしか見えない。美形はこんなところまで綺麗なのか、と至極現実逃避めいた思考がエルゼリの脳裏をぐるぐる回る。


「エルゼリアード王女。誠に申し訳なかった。」

「……?」


なんの話だ。謝られるようなことがあっただろうか。思いっきり構えていたところにかけられた想像外の言葉に、訳も分からずきょとんとしたエルゼリだが。


「私が不用意にもあなたに触れたりしたせいで――、」

「は……!?」

「ちょ、ちょっと、あなたエルゼリ様になにをしたって!?」


エルゼリはその状況を思い出して音を立てんばかりに赤くなり、シグレアの隣で様子を見守っていたクルスとエマがそれぞれ顔を引きつらせる。どうやら二人はシグレアの言葉に、よからぬ想像をしたのに違いなかった。

触れた――という言葉でそう言えば額を触られたのだと思い出す。エルゼリを恐れるでもなく、迷いなく触れた手があまりにも気持ちが良かったので、たぶん気が抜けたのだ。


「あー、えっと……。」


ここで否定しなかったのがまずかったのだろう。


「まさかお前、こんなに小さな子に迫ったのか!?」

「エルゼリ様になんてことしてくれたんです! 潔く首をくくったらどうなの!?」


クルスとエマが本気で引いた。

まだ清い身の己に対しとんでもない勘違いをされたと気がつき、おまけにエマの細い手が本気でシグレアの襟元を締めにかかっているのが目に入り、エルゼリは慌てる。


「ちょ、ちょっと、ちょっと待って、待ちなさい! 違うのよ、そういうんじゃないってば!」



※ ※ ※ ※ ※



目覚めたばかりのエルゼリが体面も何も投げ出して本気で悲鳴を上げ、事の次第をコンコンと説明したことで、クルスとエマもようやっと落ち着いた。……だいたい額を触られた、というだけの話だ、シグレアが変に責任を感じすぎているが故に誤解が大きくなったとも言える。

無駄に真面目というのも困りものだ、と思いつつも、シグレアが恐らく本気でエルゼリに申し訳ないと頭を下げていたのだと分かるだけに、彼を責めることもできなかった。当のシグレアはと言えば、気まずげなクルスとエマから体一つ分ほど離れた場所で、やはり気まずそうに俯いている。


「早とちりしてごめんなさい。」

「いいのよ、べつに。事実を分かってもらえればね……。」

「エルゼリ様にお会いできただけでも僥倖だというのに、泣いて抱き着いて挙げ句酷い勘違いを……。」

「もうそれは置いておきましょう。」


ため息を吐き、それ以上の謝罪を繰り返そうとするエマを片手で制する。手首の上を鉄の輪がずるりと滑った。


「エマ、このままだとちょっとしゃべりにくいから背中にクッションか何かを入れてもらえるかしら。適当なものでもいいから。」

「はい、ただいま。」


気持ちを切り替えたエルゼリに気がついてか、エマは一礼して去った。部屋の中を物色しにいったのだろう。

クルスの先ほどの様子を見るに、気楽な話で済むとも思えない。本来ならばベッドの上で話を聞くなどもっての他なのだろうが、とはいえ下手に動いて気を失うような事態は避けなければならなかった。眠りにつく前の最悪の状態は脱しているように思うけれど、無理をして無様を晒す気はエルゼリにはない。それに背が低く小さなエルゼリでは、寝ころんだまま立っている大人たちの顔を見上げるのは正直しんどかった。


幸いといっていいのか、先ほど必死の思いで叫んだこともあってか、寝起きのぼんやりとした薄もやはエルゼリから遠のいていた。勇者クルスに対する気後れも去っている。声を出すにも二日前よりも随分と出しやすくなっている気がした。今の状態ならばクルスと会話をするのにも負担はないだろう。万全とはいえないまでも、ここ数年で一番気持ちは落ち着いているかもしれない。両親が目の前で命を絶たれたというのに。


「エルゼリ様、クッションがありましたわ。」


すぐにエマは戻ってきた。彼女に助け起こしてもらう格好で、ベッドの上に座り込む。背中には部屋に置いてあったらしいクッションが入れられた。エルゼリの半身と同じくらいの大きなクッションだ。これだって随分高いものなのだろう。自室にあったぺたんこのクッションとは大違いの肌触りだ。


あらためてクルスへと向き直るようにし、エルゼリは謝意が伝わるように頭を下げた。


「クルス様。先ほどは大変失礼を。」

「いえ、こちらこそ。……顔を上げてください。

まずはあなたには随分と窮屈な思いをさせていることをお詫びしたい。それから、人として大変無礼な振る舞いをしたことも。恐ろしい目に遭わせたことも。」


窮屈、無礼、恐怖……言われた内容がピンとこず、エルゼリは持ち上げた顔を本気で傾げた。困ったような顔をしてクルスが先を続ける。


「少なくとも我々は……いえ、僕は、と申し上げるべきですね。あなたのご両親やご兄弟、あるいはあなたの身辺を守る騎士たちの命を奪いました。」

「そうですね。」


戦とはそういうものだ。そもそも話し合いも、命の奪い合いも、外交のカードの一つに過ぎない。クルスら反乱軍は対話に応じる気のなかった国王相手に、外交のカードの一つとして戦という手段に出たにすぎず、それをどうこう言う資格はエルゼリ自身にはない。

父も母も人を傷つけすぎた。この部屋一つを見るだけでも容易に想像がつく。あるいは彼らがエルゼリに行ってきたことを考えれば。

それに。


(クルスの生い立ちも何も、私の方が一方的に知っているってのもあれなんでしょうけど……気持ちは、まだ想像できなくもないのよね。)


大切な自分の日常を、まったくの前触れもなく、理由もなく、ただただ最悪の形で踏みにじられて壊されたクルス。


――『フェイタル・フォーマルハウト』の始まりは、彼の故郷の村が国王軍によって破壊されるところから始まる。

やんちゃな盛りのクルスを見守り、彼に狩りの術を教えた父。いつだってクルスを心配し、貧しいながらも餓えに苦しまないようにと心を砕いてくれた母。まだ小さく、しかしいっぱしに恋もして。可愛い妹。隣の家に住んでいた幼馴染。村に一件しかない宿屋のおかみさん。過去、聖剣を携え戦った勇者が興したといういわくつきの、崩れかけた古い教会。そこに住む、長い髭の司祭様。

他にも大切な人や物ばかりがあふれていたのに。


小さく慎ましい町は一瞬にして炎に呑まれ、数日をかけて焼き尽くされた。遺骸は骨さえ崩れるほどに炭化し、形さえ残さなかった。丹念に積み上げられたレンガも、聖堂のステンドグラスも、墓さえもすべて等しく崩れ落ち、町は跡形もなく消え去ったのだ。

たった一本の物珍しい聖剣欲しさにやってきた騎士たちによって壊された幸せ――その聖剣は今、クルスの一部に同化する形で彼の持ち物となっている。


「エルゼリアード王女。現時点で、僕はあなたに害をなすつもりはありません。ですが、あなたをここに置いておくことはできない。あの時にも伝えた通り、あなたには折を見て北のマレイグ山脈に移っていただくつもりです。

……調べた限りでもあなたは随分と酷い目に遭っていたようだ。それにあなたは、この国の王族で唯一、あなた自身の意志で国政にかかわったことがない。そんなあなたにさらに鞭を打つようで申し訳ないとは思うのですが。」

「そうですか。」


まあ、一度聞いたことだし、と思いつつエルゼリは再度頷いた。それに変な顔をしたのはクルスの方だ。エルゼリはまたしても首を傾げる羽目になる。


「……どうかなさいました?」

「あの、あなたは……失礼ですがエルゼリアード王女。あなたはそれで……?」


ああ、そういうことか、とエルゼリは得心した。あまりにも簡単にエルゼリが承諾するものだから、困惑しているのか。


「クルス様。」

「は……。」

「構わないと思っています。私のことはいかにでも必要なようになさってください。」


エルゼリの言葉に、更にクルスの表情が曇る。


「僕は、あなたのご家族を壊し、今回の戦にかかわってもいないあなたを引きずり出した挙げ句……この城から追い出すと申し上げているんですよ? 場合によってはあなたの命に係わることだって……。」

「当然のことですわね。私がここに残っていては、民も安心できないでしょう? 両親や、他の兄弟と同じように命を絶たれても文句は申しませんわ。私のことなど、生かしておいたところで大した価値などありませんし。……まあ、この魔法力だけならそこそこ利用はできるかもしれませんけどね。」


言って、己の両手に視線を落とす。手首には鉄がぐるりと巻き付いていた。鉄そのものはそこそこ重いが、残念ながらたびたび両腕を戒められていたエルゼリにとって、この感触はそう馴染まないものではない。

そしてその下には奴隷に施すものと同じ、茨を模した刺青がぐるりと肌に張り付いている。父が命じて施したものだ。エルゼリがもしも逃げ出したとしても、自由になれないようにと。


こんな力が無ければ、と何度思ったことだろう。


エルゼリには生まれつき、莫大な魔法力が備わっている。その魔法力は音を通じてのみ力を発揮する、特殊な指向を持っていた。

音を通じ、思考を読み、あるいは音を放つことで対象を粉砕する。そんなことは朝飯前。音を通して肉体を活性させ、傷を塞ぐこともできる。音を聞く「対象」が存在し、エルゼリ自身が「音を発する」あるいは「聴く」ことが出来る状態であれば、この力はある程度「万能」に作用する、ということでもあった。

一応第四王女という肩書を持つエルゼリではあったが、その存在は殆ど公にされていないため、はっきり言えば王族としての価値は底辺以下だ。個人で持つ家臣もおらず資産も皆無。流れる血に価値があると主張したところで、見た目にはただの薄汚い小娘だ。相手が信じてくれないことにはなんの意味もない。

そういう意味では、この魔力の方がよほど価値を持っているだろう。エルゼリには疎ましいだけのお荷物でしかない、万能の力の方が。


「もうご存知かもしれませんけれど、私は相手に触れ、相手の呼気の音や会話の音を聞くことで、相手の記憶を読むことが出来ます。思考もある程度は。相手に音を聞かせることで、音を聞いた対象者に攻撃を加えることもできます。まあ、効果範囲が狭いのは難点ですわね。そう考えると、あまりクルス様のお役にはたたないかしら。」

「……。」

「生かしておくのにほとんど価値がない私を生かしておこうとしてくださるだけでも、ありがたく思っていますわ。」


クルスははっきりと言わなかったが、他の王族が殺されたこともエルゼリは知っていた。……残念ながらゲームのシナリオで明言されているし、死に際の国王もそんなことを言っていたから事実なのだろう。


(それにショックを受けられない私は、ものすごく薄情なのかもね。)


ゲームの中のことだから、という割り切りではなくて。国王と王妃が斬られた時も、兄弟たちが死んだと聞かされた今も、エルゼリはまったく悲しみを覚えなかった。

だって、エルゼリがはっきりと家族と認識できる相手は、この世のどこにもいたことがないのだ。だから悲しみも湧かない。家族が死んだ、という実感さえない。

そもそも国王夫妻にはエルゼリの他に王子二名、王女三名、合計五名の子供がいたが、そのいずれもエルゼリの存在さえ知らなかったはずだ。エルゼリは物心つくころからこれまで、ほとんど部屋に閉じ込められたまま生きてきた。彼らと顔を合わせる機会があるはずもない。


顔も知らない(いや、今になって知ったけれど、それはあくまでも「ゲームの中の彼ら」でしかない)。

おまけに声を聞いたこともない。

相手に認識されたこともない。

……これを家族だと言われて、はいそうですねと言えるだろうか。あるいは彼らが死んだと聞かされて悲しめるだろうか。

エルゼリは残念ながらそこまで優しい人間ではなかった。踏まれることには慣れているが、悼むことには慣れていない。きっとエマが死んだと聞かされた時の方がよほど傷つく。あるいは――目の前にいる勇者が、命を落としたと聞かされた時の方が。


これまで満足に他人と会話すらできずに生きてきた。確かに勇者はエルゼリにとってある種の「敵」と言える存在かもしれない。――でも、彼はエルゼリと言葉を交わした。まっとうにかかわろうとした。彼にとっての敵の娘であるはずのエルゼリと。

踏みにじるでも、魔法を強要するでもなく――それが、どれだけエルゼリの胸を打つ行為なのか、彼にはきっとわかるまい。


エルゼリの言葉に驚いたように固まっていたクルスだが、やがてぎこちなくも「分かりました」と頷いた。


「……とりあえず当面、あなたには静養をしていただきます。

エマさんがあなたの身辺を整えてくれますから、どうぞこの部屋の中では自由になさってください。健康面については信頼できる医者がいますので、そちらの指示に従ってください。それから、」


と言って、クルスはまだ俯いたままのシグレアに視線をやった。


「この城では、彼があなたの護衛を担当します。」

「護衛? ……ああ、」


成程、とエルゼリが呟いたのを、またクルスが困惑気に見た。もう完全に理解できない、という表情だ。ああ、会話って楽しい。こんな時なのに明らかに機嫌良く、ころころと笑いながらエルゼリは言う。


「気になさらないで。私がどう扱われていたかはともかく、この身に流れる血は確かに王族のもの。殺したいと思う人はいっぱいいるだろうなと思っただけです。」

「……。」

「お名前はもう伺っているわ。」


エルゼリはシグレアを見た。彼もこちらを見ていた。シグレアもまた、無表情に近い整った美貌に、クルスのように困ったような表情を浮かべているように見えた。


「シグレア様。ご面倒をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」

「面倒など。」


言ってシグレアは――音もなく跪いた。銀糸の髪がさらりと揺れて、額を隠す。涼やかな声が静かに、はっきりと誓いを音に変えた。


「どうぞ私をお側に。エルゼリアード様。」


命に代えましても、お守りいたします、と。



おしゃべりに飢えているエルゼリさんは結構おしゃべりです。

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