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【ネタバレ最小限】登場人物一覧 2015.08.07更新

登場人物が増えてきて、自分が間違えそうなので(笑)まとめを作成しました。ネタバレは最低限。

現時点で設定を考えてあるキャラごとのゲーム内スキルについても触れています。

●『フェイタル・フォーマルハウト』について


主人公たる勇者『クルス・エルバン』を操作して、ソドムア国王・王妃を打倒し、国に安定を取り戻すことを目的とした戦略シミュレーションゲーム。


目の前で両親を殺害されたエルゼリの脳裡に突如降ってきた記憶によると、そこそこ売れたゲームだが続編はない。登場人物は美麗なキャラクターが多かった。しかしシナリオがクルス中心に進行する都合、クルスに絡まないキャラクターについては劇中ではあまり語られない。割と硬派なゲームだったらしく、そこがウケたのではないかというのがエルゼリの予測。

なおゲームのラスト、念願だった王と王妃の打倒を成し遂げたクルスは、城内で発見されたエルゼリアード王女を北のマレイグ山脈に封じ、その後は平和な国づくりに身を捧げることになっている。


※戦略シミュレーションゲーム:シミュレーションRPGとも呼ばれるジャンルのゲーム。自軍のキャラ(駒)を操作し、敵陣の大将を倒すことでマップをクリアしていくタイプのゲームで、一般的なRPG、アクションRPGなどに比べると少々対象年齢が高いかも?








登場人物


●エルゼリアード・アルメア


一二歳。

黒髪に青い目。特別印象に残らない顔立ちなので、衣服が地味だととても王女には見えない。ただ大きな青い目だけが異様な光を発しているように見える。少々痩せすぎの感があるが最近ちょっと体重が増えた。


主人公。

ソドムア国王と王妃の間に生まれた第四王女だが、生まれ持っての魔力の高さのせいで両親からは遠ざけられ、城の地下に幽閉されて過ごしていた。王女教育どころか普通の貴族社会における子女教育すら受けていないので、いろいろと常識に疎い。

地位も金も権力もなく、王族としては底辺以下(本人談)だが、現実への適応能力の高さやありのままを受け入れる度量の深さから、本人の意図しないところで助けを得ることも多い。実際彼女が閉じ込められたまま死なずに生きていたのは、周囲の侍女らが彼女のために命がけで働いていたため。


ありとあらゆるものを諦めることで生き延びてきた経緯から、心には歪みが散見される。怒りの感情が湧きにくかったり自分の命を軽んじたりする傾向がある。お蔭でエマやシグレアはたびたびエルゼリに振り回される。



能力:音に対する指向性を強く持つ、純粋な魔法力そのもの(言い表せる名称はない)

エルゼリアードが持つ能力は、「対象に音を聞かせる」ことで「現象」を引き起こす、あるいは「対象の音を聴く」ことで「記憶を読む」など、音を媒介にして作用する魔法力そのものである。ある程度万能に作用するが、エルゼリ自身が対象を「モノ」としか認識できない場合(たとえば無機物や死者など)、モノに音を聞かせることが出来ないため魔法は発動しないなど、結果的には制限がある。


ゲーム内のクラス:なし

ゲーム内のスキル:なし


※ゲーム内での登場はラストシーンのみで、基本的にはモブ同然。




●シグレア・アルフレド・バルディス


二〇歳。

銀髪に薄いブルーの目。とにかくどこもかしこも綺麗な顔立ちなので、歩いているだけでどうにも目立つ。エルゼリ曰く「一〇〇人中、九七人くらいは「ぜひともお付き合いを!」と言い出す」ような、ぐうの音も出ないほどの美形。真面目が服を着て歩いているような男で、顔の綺麗さも相まって大変近寄りがたい雰囲気。

名のある貴族の家に生まれたシグレアは貴族家の次男坊ということもあって家を継げない立場だった。本人の意向もあり、また家自体も武を重んじる家でもあったため、一五で騎士団に入団した。

順調に武功を立てていたが、ある時騎士団を裏切ることになる。

反乱軍内では数少ない貴族階級者として腫れ物扱いを受けていたほか、騎士団在籍時に反乱軍相手に戦闘を行っていたこともあり、多方面に恨みを買っている。

クルスは彼にとって、数少ない腹を割って話ができる相手。


真面目さ、能力の高さ、美形であること、家柄の良さといった、本来プラスになるはずの要素がマイナスに作用してしまうキャラクター。

成長系ヒーロー。割とヘタレですがちゃんと成長します。



能力:特になし

ゲーム内のクラス:ナイト → シルバーナイト → パラディン

ゲーム内のスキル:

・騎士の庇護(瀕死の味方を庇う)

・騎乗スキル(馬、それに類する移動手段に対する絶対の練度を持ち、無条件で騎乗できる)

・騎士剣マスター(騎士剣をどれでも装備できる。短刀などは不可。)


※重装備の騎士職ではないため、盾と全身鎧は装備できない

         



●エマ・ユール・カスペン


一八歳。金髪碧眼の美人。

中流貴族カスペン家の娘で、エルゼリの侍女。エルゼリとはかなり古くからの付き合いがある。

エマが今のエルゼリくらいの年齢の頃に侍女見習いとして城に上がり、それから数年間を共に過ごした。だがエルゼリの意向である日突然解雇され、自宅に戻ることに。

直後、カスペン家は情勢の悪化した王都を捨てて離散。エマだけは王都から一日ほど離れた土地に身を寄せることになった。そちらの方が稼ぎがいいからというのは表向きの理由で、実際は単にエルゼリの傍にいたかったというだけの話。


貴族家に生まれついたわりに庶民の感覚に近いのは、家格がそれほど高くなく、遊んで暮らせるような余裕のある家ではなかったことが大きい。土地持ちの貴族家ではなかったことに加え、先祖が職人の家だったこともあり、市井に混じることにも抵抗がなかった。

エマについては当初、王城に上げ、年頃になったところで貴族家のどこかに嫁がせる算段を父が立てていたものの、婚約が結果的にカスペン家の崩壊につながる可能性もあったため予定を変更。父の機転で一家は揃って貴族社会から姿を消した。現在家族は南の方に移動し、それぞれ慎ましく生活を続けている。


能力:特になし

ゲーム内のクラス:なし

ゲーム内のスキル:なし


※ゲーム内には登場しない。




●クルス・エルバン


『フェイタル・フォーマルハウト』の主人公たる勇者その人。一八歳。茶色の髪に茶色の目。どこにでもいそうなお兄さんに見える。

とにかく目立たない見た目で、近所のお兄ちゃんという表現がぴったり。だが聖剣に選ばれるだけの強い心の持ち主であることは確かなので、ただの人のいいお兄さんではありえない。


貧しいながら幸せな家庭に育っていたクルスに突如襲い掛かった悲劇。それが『フェイタル・フォーマルハウト』の始まり。涙と恨みの果てに生き延びた彼は、村に保存されていた、かつての勇者が振るったと言われる聖剣を手に入れ、数限りない殺戮の果てに王と王妃の許にたどり着いた。

自らのことを勇者とは考えておらず、祭り上げられてしまっていることへの不安や懊悩を抱えている。ただしそれを表に出す場面は限られている。現在は国王を失い揺らいでいるソドムアをどうまとめていくべきかに悩んでおり、下手をしたら胃に何個か穴が開いているかもしれない。


エルゼリに亡くなった妹を重ねてみているところがある。



能力:聖剣の加護

聖剣の所持者となったものは、聖剣を自らの意志で封印しない限り、一生涯その恩恵を受け続けることができるという。クルスが受けている加護の内容は明らかではないが、異様に運がいいことにも聖剣の意志が影響している可能性がある。


ゲーム内のクラス:勇者 ※クラスの成長は発生しない。

ゲーム内のスキル:

・聖なる波動(魔物に対して攻撃加点×二倍。)

・鼓舞の波動(味方の能力を上乗せするスキル。)

・交渉術(敵に反意を抱かせる、優秀な敵キャラを引き抜くなど、様々な交渉事に恩恵を受ける。値下げ交渉にも使える。本人由来のスキル。)

・ブラッド・バーサーク(怒りの感情に身を任せることでターン毎にダメージを受けるが、その代わりに絶大な攻撃力を得る。瀕死状態になると強制的に解呪される。本人由来のスキル。)      

                  

※クルスは聖剣の正当な所有者となっているため、原則それ以外の武器を装備できない。聖剣との相性問題に加え、クルスが剣の訓練を積んでいないため。



●キリーク・ラトキエフ


二二歳。もともとは平民。魔法の研究によって一代貴族に召し上げられた……のだがあっさりとその地位を捨ててクルスに味方した変わり者。

掴みどころのない性格で周囲を翻弄し、その真意を悟らせない。

金髪に金の目で、とにかく目立つ。見た目は美し系なのだが、しゃべり方があまりにも間延びしている上に失礼発言連発のため、綺麗系のイメージが吹っ飛ぶ問題児。


ゲームで言うところの最序盤の段階で既にクルスに味方をしているキャラクター。実際にキリークはそのようにしてクルスとともに戦い続けてきたようだ。ゲーム内ではあまり多くを語られていないキャラクターなのだが、エルゼリの琴線に引っかかる『何か』があるようで……?



能力:不明。

ゲーム内のクラス:ウォーロック → ウィザード

ゲーム内のスキル:

・魔力解放(ため込んだ魔力を一気に放出し、周囲八マスの敵に対し魔法の矢を打ち込む。純粋な魔力攻撃のため、専用防具か防御魔法以外では防げない。)

・諜報術(催眠に近い技術。相手から必要な情報を抜き出したり、相手の意識に刷り込んだりする。)

・気配消去(相手に気配を悟らせない能力。クリティカルヒット、先制攻撃確率がアップする。)

・敵陣把握(諜報活動が成功すると実行可能なスキル。成功内容に従い、敵の陣形配置を把握できる。)




●マルク・ヘインズ


一七歳。素晴らしい弓の腕前を持つ。クルスが住んでいた村に程近いところに住んでいたが、クルスと同じく村から焼け出された。同じ村の出身者にオルファンがいる。

頭に血が上りやすいところがあるが、得物をじっと待って一日動かずにいるくらいのことが出来る生粋の狩人でもある。


兄弟の多い家に生まれ育ったので、子供の面倒を見るのは割とうまい。クルスにとっては数少ない年齢が近い友人ともいえる相手。ただしマルクは王に対する恨みの度合いが著しく強いので、クルスとしても思っていることをすべて彼に伝えることはできないでいるようだ。



能力:なし

ゲーム内のクラス:アーチャー → スナイパー

ゲーム内のスキル:

・必滅の魔弾(絶対に弓を外さないスキル。命中率を百パーセントにまで引き上げる。)

・天撃(飛行系の敵に二倍のダメージ。自分が高度の高いところにいる場合で見下ろした先の敵を討つ場合にも使用可。)

・地形把握(弓を打つのに最適な場所を把握できるスキル。)

・弓マスター(弓をなんでも装備できる。)

・気配消去(相手に気配を悟らせない能力。クリティカルヒット、先制攻撃確率がアップする。)



★全体の情報は必要に応じ追加します。

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