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プロローグ


第90回全国高校野球選手権甲子園大会滋賀予選一回戦。


12年ぶりの初戦突破を目指した県立橘北高校(たちばなきた)だったが0対6というスコアであえなく敗れた。


そこのエースである桐島(きりしま) (しゅん)は入学時は期待された選手だった。

中学時代は初の県大会優勝、そして近畿大会ベスト4の立役者として名を馳せたが家から近い、坊主にしたくない、勉強したくないとの理由で家から自転車で15分ほどの距離にある橘北に進学した。

そしてその期待通りに1年の夏からエースで4番の座につき中心選手となっていたのだが…。


2年の夏大が終わり先輩たちが引退した直後から練習をサボりがちになってしまう。勝てないのに練習しても無駄、それなら遊びまくって楽しむ…と。

最後の3ヶ月は真面目に取り組んだものの高校野球は…。現実は甘くなかった。


5回まではノーヒットピッチをしていたものの練習不足でスタミナが切れ痛打を浴び、あげく足が吊り途中で降板と散々たる結果だった。


今更ながらに後悔し自室のベッドで嘆いていた。


(もっと練習していれば…。もっと頑張っていれば…。もっと…。もっとっっ…!!)


しかしもう遅かった。

いくら嘆いたところで失った時間は帰ってこないのである。


(それでも……。それでももう一度だけ……!やり直せたら俺はっっ!!)





疲れもあり、いつの間にか俊は眠りについた。






不思議な……。不思議な夢を見ながら__。








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