story1〜「母さんは善か悪か」
今日は、ゆ〜ったりまったり過ごすつもりだったのに・・・。
どうしてくれんだぁぁ!俺のマイファミリーぃぃ!
あぁ・・・俺、黒野純也。今、もの凄くピンチ。
そりゃもうベートーヴェンの「運命」がテーマソング的な・・・。
原因はこの書置き。
〔純也へ。
ママ☆とパパ☆と力也☆は、これからハワイでバカンスよん♪
い〜でしょおぉ☆でも、つれていけないんだぁあ↓
貴方もつれていこうと思ったけど・・・ね?
えーっと、封筒に入っているお金で夏休み中すごしてね〜。
・・・てゆーかぁ、すごしてよ!!!決定したんだ・か・ら☆
ガス代、水道代、電気代はもう払い済みよ〜ん☆
あ、家事をやらないといけないからぁ〜♪じゃじゃ〜んっと・・・助っ人を呼びます!!
親友の娘なんだ〜!でも、そういえば一度もあったことなかったわねぇ〜☆
まぁ、家事全般をしてくれるらしいよ!!
あと、変な能力をいくつも持っているけど・・・それは、本人に聞いてちょ?
んまっ、手を出したら許さないわよ〜〜〜!!
じゃ。あ、8/3の夕方頃くるってさぁ〜。
ママより、愛をこめて♪〕
・・・ママじゃねぇ!!母さんって呼んでるだろうが。
ったく、若作りしてらぁ。
─まぁ、実際若いけどな。他の人の母さんよりは。
あぁ・・・。母さん最悪。そのしらない女と夏休み中暮らさなくちゃいけねぇのかよ。
何考えているんだか・・・。
で、話を戻して・・・今は8/3の4:00。
ちょっとまてぇぇぇ!!俺は今まで寝てたのか!?
・・・そーいえば、昨日夜更かししてたんだっけ?アハハハ〜自業自得じゃん。
プルルルルル。
あ、電話。
{もしもし。純也ー?}
「そうだけど?どうしたんだ、総悟。」
澤田総悟は俺の親友。
{よくわかんねーけど、力也が─。}
「力也がどうしたんだよ。」
{『兄貴、母さんの親友の娘によろしく。美人だったら、教えろよ。』だってさ。}
あのやろー。
「そうか、サンきゅ。」
{力也、何言ってんだ?}
「寝言だよ。寝言。」
{そうかー・・・って、んなワケねーだろうが!!}
「んなこたぁ、どーでもいい。」
{うぉいっ!!}
ピンポーン。
{あ、呼び鈴じゃねぇか。出ろよ。}
「言われなくてもでるっつーの。」
あ〜。俺がもっと寝ていたらどうなっていたんだろ?
「はい。」
玄関に出てみると、そこにいたのは・・・
絶世の美少女だった───。
母さんサイコー!
初投稿です(汗)
まだまだ未熟ですので・・・。
これからより努力しますので、よろしくお願いします!