第61話遺物狂い、帰る
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
回避率が高すぎる!
メタスラですか!?この人!
(声が聞こえる)
この体は耐久がペラペラだからな!!
(遺物狂いの声だ。殺さないと)
(体中が痛い)
体を軽く見ると、明らかに血だらけだ
服も赤い鮮血で染まっている。髪を触るとべったりと血がこべりついている
眼球に血がかかっているのか、少し視界が赤い
(痛い、、痛い、、痛い)
一歩歩く度に体中に痛みが走る
骨がビキビキと悲鳴をあげる
だけども足は止めない
歩き続ける。殺したい奴がいるから歩みは止めない
「せ、西華!?」
瑠梨が私に気づき、声をかけてくるが
無視して遺物狂いに近づく
祐と霧氷は私を見た瞬間、遺物狂いから離れた
「ア˝ア˝ア˝」
「喉死んでるやん。まだ寝とけよ」
「ゴッホ!ゴホ!ッペ!」
喉に溜まっていた血を吐き出す
「ねっばこい」
「綺麗な髪が赤く染まってるぞ」
「猛毒放出」
毒を体が放出する
毒を放出すると、気分が良くなる
廃棄物が出ている感覚だ
「御託はいい、、死んでくれ」
「!!」
首を一度鳴らした瞬間、右ストレートをぶち込む
「ぬんぅ!」
「お前が反応出来ない攻撃をするなら、こっちは防げない攻撃をしてやるよ」
遺物狂いが膝を付く
「・・・活動限界だな」
「死ね」
「自爆します」
ピカっと遺物狂いが光った
その瞬間、前蹴りで遺物狂いを空中に持ち上げ
右ストレートでぶっ飛ばす
遺物狂いは本当に爆発した
爆発と言うよりも、、爆散?
とりあえず、四肢は胴体から外れて、頭は爆発した
意味が分からねぇが、、死んでるのは確実だ
「主人帰っちゃった!!」
魔法陣の声が背後から聞こえる
「・・・」
「放置されたーーーー!!!」
傲慢なる魔導書を視界に捉える
遺物の効果で魔導書の感情が見える
《嘆き》
《悲しみ》
《喪失感》
《絶望》
「おい」
「・・・・」
死んだ目でこちらを見つめてくる
傲慢なる魔導書
恋人に捨てられたメンヘラみたいだ
「ぁ」
「声も出さないのか?」
魔導書を軽く蹴り、地面に背を付けさせる
「殺せ!」
「殺さない。祐。本寄越せ」
「どうぞ」
祐から遺物狂いの本を受け取り
「傲慢なる魔導書。服従。方法」
検索するかの如く、声を出す
ページが自動で捲られ、止まったページを声に出して読む
「ヨウは傲慢な為、プライドをズタズタにすれば勝手に従う」
「!?」
「死の一歩手前まで追い込んだ後に、回復させ」
「ま、待て!」
「を繰り返せば簡単に服従する。ヨウが抵抗出来る環境を作るのも大事だ」
「それは主人の」
「抵抗しても勝てない。そう思い込ませる。犬の調教と一緒だ。ボスは俺だと証明しろ」
本を閉じ、放出している毒の種類を変える
「死ぬかと思いましたわ」
「バリアで防げる種類で良かったね」
後ろで祐たちが話しているが、特に反応せずに
「・・・」
「や、やだ。やめて」
魔導書の首を掴む
そして思いっきり力を込める
「ガ!ガァ!!」
魔導書の手首が、足がピクピクと震え始める
目からは涙がポタポタと溢れ出す
「遺物狂いがいつ来るか分からん。早めに、、服従してくれ」
首を絞め続ける




