第54話怪物、、、
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「雨が降っていた。飴は赤かった。だが雨は降り止まなかった」
「ぐはぁ!」
「俺考えたことがあるんだよね。遺物と人って混ぜるのかなって」
大粒の雨が降っている
「な、なにをするやめろ!やめてくれ!!グアアアアアアア!!!!」
雨粒が動くほどの絶叫をあげる声が聞こえる
「完全に混ぜるのは試したこと無いんだよ。少しだけ混ぜるのは出来るが」
「ガ!ガァ!、、、、、グオオオオオオオオ!!!!」
「ふむ、、失敗作だなこれは」
人が獣へと、魔物に変わってしまった
「・・・どっかの国に送りつけるか」
「グルルルル!!」
「雑兵が数人いるな。俺の思考が変なことを考える前に出てこい」
土を踏む音が聞こえたと思うと、何も無かった場所から人が数人現れた
4人組の男だ。体中に遺物を隠し持っているのが分かる
「お前らの方は見ないぞ。無駄に思考しちゃうからな」
「理性が無いと聞いていたが、、、会話は可能か?」
「可能と言えば可能だぞ」
「破壊をやめてくれ。やめてくれるなら、叶えられる願いは全て叶えてやる」
「最近日本語を覚えたのか?敬語が下手だな」
産み出した魔物を撫でながら、会話を続ける
「受け入れてくれないか?」
「断る。俺の理性がそれを阻む。阻む。阻む?誰を?誰を阻むんだ?」
「ガアアアアア!!!!」
男の一人の腹を、木の根っこと思わしき物が貫く
男は呻き声をあげるだけで一切動けない様子だ
「涙が出るよ。人が死ぬのは」
「ふ、ふざけるな!!お前が殺したのに!」
一人の男が声を荒げる
「本当に涙が出るよ」
怪物が振り返る。その瞳に涙は無い。悲しみの感情も一切無し
ただ、笑っていた
「死と祝福を」
パチュ!
男達の体は無くなった。あるのは血だけだ
「吸血鬼の遺物が欲しいな。西華が持ってたが、、、どこにいるんだっけな?」
そんな独り言をブツブツと言っていると、空から殺戮兵器が降ってきていた
「大変だな。この土地は」
「はぁーーー!しんどい」
「おい霧氷。お前なんでここにいるんだよ」
西華が問う。戦斧を担ぎながら
「いやーーうちのお兄ちゃんがね。ドンドンと私を見つける制度をあげてきてたのよ」
「・・・」
「マジで殺される可能性が高くてね。流石に命は大事」
「ここに逃げて来たってことか?」
「それ、愛しき人がここに来る可能性もあるのでは?」
横から入って来た祐が質問を投げかける
「そうなんだけど、お兄ちゃんは入れないと思うよ。ここの入場条件的に」
「入場条件あるのか?ここは」
「そう。生命が誕生した時、メスだった者だけ入れる。人間限定でね」
「は?そんな条件なのか」
半信半疑で会話を続ける
「マジマジ。お兄ちゃんもどうやってそれを突破しようか考えてたからね」
「無理矢理入ってくることは」
「恐らく出来る。でも相当力を消費す」
ドシャン!!!
地面が大きく揺れる




