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私の目を見て、誤魔化さないでちゃんと言って!

作者: 七瀬





“私の目を見て、誤魔化さないでちゃんと言って!”



私は今、付き合っている彼に向かってそう言った!

私の彼はやたらと女子にモテるから、心配で心配で仕方がないから

私は毎日、彼の目を見てこう言うのよ!



・・・勿論! 彼が浮気していても、浮気したと私には絶対に言わないだろう。

でも私は彼の目を見れば、彼が嘘をついてるか、ついてないかは直ぐに分かる!

“彼が嘘をつく時は変な癖が彼には出るからだ。”

それは、鼻にだけ汗をかく事!

顔だけ見ると? 彼の顔は冷静で冷ややかな顔すら見えてしまうけど?

何故か鼻にだけ汗をかくのは、どうやら隠せないようだ!

その事を知ったのは、“彼が私に黙って女友達と遊びに行った時の事!”

彼はその事が私にバレていないと未だ思っている!

既に、“証拠や彼の友達からもその話を聞いているというのに......。”

彼は私にずっとバレていないと思っているのだ。

だからなのか? 私は彼の事をどこか信用していない!

毎日毎日、彼の顔を見て! そう言うのも彼を信用していない証拠だ!



『“私の目を見て、誤魔化さないでちゃんと言って!”』

『いつも俺にそう言うけどさ、それって何? 俺の事、信用してないの?』

『勿論、信用してるわ! だけど万が一よ! 保険みたいなモノだから、

そんなに深く考えなくてもいいの。』

『“じゃあ、もうやめない?”』

『えぇ!?』

『“俺の事! 信用してくれてんだよね?”』

『でも、私に隠している事があるでしょ?』

『・・・な、何が? 俺は何もしてないよ。』

『“ずっと、私に隠し事してるよね?”』

『何の話だよ!』

『“理音が嘘ついてるの私には分かるのよ。”』

『・・・な、なんだよそれ? 俺が何を明日夏に隠し事してるって

言うんだよ!』

『“言っていいの?”』

『えぇ!? ま、待って、』

『そうだよね、私から話す事じゃないよね。』

『“怖いんだけど?”』

『以前、女友達と私に隠れて遊びに行ったよね?』

『えぇ!?』

『証拠も掴んでるのよ。』

『・・・・・・』

『どうなのよ!』

『あ、あのさ、毎日、俺に呪文のように聞いてくる言葉に意味が

あるのか? あれなんか、意味あるんだよな?』

『動揺! 今、動揺してない?』

『・・・・・・』

『“私に隠れて浮気なんかしたら、直ぐに私に分かるんだからね、 

絶対に浮気なんか許さないんだから!”』

『・・・わ、分かったよ、でも浮気は一度もしてないって。』

『“うん、知ってる。”』

『本当に怖ッ!?』

『“女の勘も当たるんだからね!”』

『はいはい、分かってるって!』

『それならいいわ! でも、もうしないでとね。』

『・・・あぁ。』





・・・彼はあれ以来! 私の目を見なくなった。

嘘をついてると? 目が泳ぐとかそういう事なのかな?

でも彼が嘘をつくときは、目は関係ない!

ただ私が彼にそう言ってるだけなのに、彼は目に関係があるとでも

思ってるのかしら?



ただ、彼の言う通り! 

彼は私に隠れて浮気はどうやら一度もしてないようだ。

彼が嘘をつくと、鼻に汗をかいていないから。

私はこうやって、彼を信じるようにしているの。







 *




『“俺の彼女! 俺が嘘をつく時、鼻に汗をかく事知ってるみたいなんだよね。』

『えぇ!? 理音の彼女、バカじゃないの~理音が嘘をつくとき、右に一回クビを

少し傾けるクセがあるのにねぇ~また彼女に嘘を吹き込んだの?』

『まあねぇ~俺! 天才でしょ!』

『“確かに、悪知恵は彼女より上って事よね。”』

『だから未だ俺の浮気はバレてないよ、俺がずっと亞希と浮気してるのにさ!』

『理音って天才!』

『だろう~じゃあ、もっと楽しもうぜーい!』

『いいわよ。』





私の彼は絶対に浮気をしていない!

私には確かな彼への確信がるあるんだから、間違いないわよ!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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