後悔した人生を後悔しないように生きなおす人生に!
初投稿作品です。
拙い文ですがお願いします。
第一話 「新しい人生」
白く広い部屋に男が弱々しく窓の外から見える空を見ていた。
男の名は「弥勒院 誠」
武道の名門と呼ばれる弥勒院家。
その当主の弟であり、剣道に関しては天才と呼ばれた時代もあった男である。
誠『人生振り返ってみれば後悔ばかりだな。』
コンコン
誠『どうぞ』
女『失礼します。』
誠『花か...久しぶりだな』
花と呼ばれた女性は微笑みを浮かべ答える。
花『最後にあったのはお母さんのお葬式だからね。二年ぐらいかな?叔父さんも心配してたよ?どうして皆に会わないの?』
花は怪訝な表情をしながら誠に訪ねた
誠は間を開けて答えた
誠『合わせる顔がない、自分は昔すべてを裏切ってしまった。皆の期待に答えれなかったことを後悔している だか自分の心の弱さを認めたくなかったんだよ。』
そう答えた誠はうつむきながら自分の胸のうちを話した。
花『それってやっぱり高校時代のこと? お母さんにも聞いたことあるけど、そんな昔のこと皆忘れてると思うんだけどなぁ~。』
誠『そうかもしれない。でも俺が忘れらないんだよ。』
高校時代、誠は剣道で地元香川の名門任誠学園の特待生として入り周りや一族の期待を背負って一年生で全国ベスト4まで行った。しかしその後は怪我やスランプに悩まされ思うような結果を出せずに最後の年には竹刀すら握らなくなり剣道を捨てた。
その事を両親に責められ結果として兄に全てを押し付けて家を出たのであった。
誠『自分の心の弱さで兄貴には迷惑をかけた。癌になって死期が近付いてきてよりその事を思い出す。』
花『ふ~ん...だってさ!』
突然扉の方に向かって話す花
誠『???』
扉が入ってきた見た目は細いがしっかりとした体格の中年
その中年が口を開く。
中年の男『久しぶりだな。誠』
誠は驚きやっとのことで呟いた。
誠『兄貴...』
花『弘美叔父さんごめんね。頑固なお父さんで』
弘美『そんなことは昔から知ってる。プライドが高く傲慢で自信家な奴だからな』
辛辣な言葉を放つ実の兄
誠『お前には言われたくない!』
呆気にとられながらも言い返す誠
久しぶりに兄弟の会話したところで弘美が真剣な顔になった。
弘美『身体の方は?』
誠『良くはない...とゆか医者に言われた余命はもう過ぎてるよ』
弟の言葉を聞き目を細くし下を見た。
弘美『そうか』
気を落とした兄に向かい声をかける。
誠『兄貴...色々すまなかった。ワガママな弟でさ』
誠『最後のワガママとして花のことを宜しく頼む』
弘美『わかった。』
弟の言葉聞き弘美は眼を見てハッキリと約束する。
数日後
誠『後悔はあるがもう大丈夫だな。』
誠は静かに眼を閉じ眠ったのであった。
そして物語は始まる
パチッ
誠『ん?...ここどこ?えっん???、まて落ち着こう。 眼を閉じて眼を開けたら全然知らないとこってどゆこと!? いやまてよこの部屋見覚えがある。』
周りを見渡し部屋確認する。
誠『やっぱりそうだ。この部屋子どものころの俺の部屋だわ。 でもなんでここに? ん? 手が小さいぞ。』
誠は気持ちを落ち着かせながら鏡を見る。
誠『若返ってる。とゆか子どもになってる...。
う...うそぉーーーーん!!!』
第一話終わり