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二人の魔法師と五つの魔導書  作者: 手鞠 凌成
プロローグ
1/23

入学式

初めての投稿となります。

誤字、脱字が多いと思いますが、あったらお知らせ願います。ここで補足ですが

細剣→レイピア

首席→トップ

と、頭の中でルビを降ってください。

御手数ですがよろしくお願いします。

 澄み渡る穹。流れる雲。


  会場は熱気と活気に満ち溢れていた。円形の試合コート中心には、二人の人物が火花を散らしている。


 それを囲うように設けられたひな壇状の観客席では、白熱した生徒たちが各々に声援を掛けていた。一人は男に向け。また一人は女に向け。彼らの目には二人の姿が映っている。一人は剣を。もう一人は細剣(レイピア)を。


「もうそろそろ止めにしないか? レスティア」

 

  剣を持っている男が目の前にいる女性に降参するよう問いかける。翠玉の瞳は戦いに狂う戦士のように煌めき、口元は不敵に笑って未だ消えぬ闘志に身を燃やす。


「生憎だけど、それは出来ないわね。この戦いを終わらせたいなら、あなたこそ降参すべきだと思うけど? クロネス?」

 

  レスティアと呼ばれたこの女性は、その問いに対し、否定し、逆に降伏するよう促す。挑発的な微笑みを湛えると、今度は今も全然余裕だと示すように、さっと細剣(レイピア)を振り空中に一筋の光の線を描いた。


 (そら)より降り注ぐ燦々とした陽光が、クロネスとレスティアにスポットライトを当て、この戦いを見守るかのように照らしている。


  双方は既に息が上がり、満身創痍。装備も所々に損傷箇所が見られた。


 男――クロネスの装備は黒いローブを羽織っており、よくよく見れば下の服が見えてしまう程の薄さ。一見からしたらこれで何が防御できるのかと思うだろうが、このローブには魔術が付呪されているため防御力が格段に上がっている。

 

  言うなれば布の鎧だ。

 

  右手には光をも切り裂きそうな、漆黒に輝く闇の剣が握られていた。

 

  一方、女――レスティアというと、白く、赤いラインが入った燕尾のような服装をしており腰には細剣用の鞘が。足には白いブーツが太もも辺りまで伸び、そこにも赤いラインが縦に通っている。

  速さ重視の装備とないっていた。

 

  そして、手には細く伸びる、闇を追い払うかのような白く煌めく細剣(レイピア)は既に獲物――クロネスを捉えていた。

 

  睨み合う二人。その緊張と緊迫はこの空気に伝播して行き、いずれ会場中が静まり返った。

 

 そして訪れる沈黙。

 

  沈黙…沈黙……沈黙――――

 

  途端。


「「はぁーーーーっ!!」」

 

  同時に二人は叫ぶと、地面を蹴り剣をそれぞれの倒すべき相手に向け、交わらせる。


  鳴り響く金属音は蒼穹へと吸い込まれて行った――。



  □ □ □ □


  桜が舞い散り、柔らかく暖かな日差しが街を照らす。

  そんな中、ガルド帝国第一魔法学院では入学式の真っ最中であった。新入生は、各々が指定された席に姿勢よく座っていると、ステージの壇上に一際目立つ男女が舞台裏から出てきた。

 

  一人は、黒に染まる髪を持ち、一触即発のそんな剣呑な雰囲気を醸し出している。しかし、整った顔、細くも綺麗な曲線を描く引き締まった肉体は制服に隠さていても分かるほどだ。


  エメラルドのように輝く瞳は全てを見透かすように壮大で、脅威が隠れている。

  更に、入学試験では全科目オール満点に加え、実践テストでも高得点を叩き出したいう、とんでもない逸材。

 

  クロネス=バルティーレ。

 

  学院に、革命を齎すであろうと教員達に揶揄されている。

  彼の右に出る者はいない――と、言いたいところだか、そんな彼と同等、肩を並べる存在が一人。

 

  クロネスの隣を歩く、華麗で秀美な佇まいをしている女性だ。

 

  金色に輝く川のように、キラキラと、腰あたりまで流れる髪は歩く度に揺れ、光を反射し更に輝きを増して行く。

  歩いた足元から、花が咲く幻覚に捕らわれそうにもなる。

 

  ブルーサファイアのような目には、延々と、地平線へと消える大海原を彷彿とさせる。その眼からは全てを包み込むような寛大さと、誰も寄せ付けない畏怖が宿っていた。

  無論。この女性も全科目満点で、実践テストでも好成績を残している。

 

 レスティア=バルド=ロンデウス。

 

  入学テストにおいて、首席が二人も出るなど、異例の事態であった。最早、教員たちの感情も最高潮に達しており、今すぐにも踊りだしそうな程に感極まっていたのだ。終いには、

「この二人にこの学院の未来を託そう……」と、涙ぐみながら言う人も現れたりと。それ位この二人には大きな期待と希望を抱いていた。

 

  そして、この学院にどんなの革命の旋風を巻き起こすのかと、誰もが胸を踊らせていた。

 

  矢張り入学式という事もあり、場の空気は引き締まっていて、心を読まなくとも緊張の二文字が浮かぶ。

 

  そんな空気の中、それを引き裂くような声がレスティアとクロネスから放たれた。その声に一瞬、二人を除いた新入生らはビクッと身体を震わし響動くがすぐに静寂へと還った。


「「我々新入生は、この度を持ってガルド帝国第一魔法学院に入学致します。これから三年間、勉学ともに魔術訓練に励み、真の魔法師となるよう精進致します。

  ガルド帝国第一魔法学院の名を背に、我々168名は今をもって入学します!!」」

 

  この二人の威風堂々とした言葉に会場はパチパチパチ――――っ! と割れんばかりの拍手が巻き起こった。

 

  そして二人は、慇懃に礼をすると降壇して行く。

 

  そんな美しい姿に入学生達はつい、見とれてしまった。


  教員に関しては二人の立派過ぎる態度と姿勢に泣く者も現れてしまった。


「サテル先生。彼らに任せればこの学院は安泰ですぞ」


「あぁ……ぐすっ、そうだなぁ……うぅ………これで、この学院は……救われる………」


「サテル先生? 泣きすぎではありませんか? まだ始まったばっかですよ? ハンカチいります?」


「うう………ありがとうございます。アゼル先生……

 フーーーンっ!! これは後日、洗って返し――」


「あ、大丈夫ですよ? サテル先生? 鼻かんだハンカチは要らないので」


「…………何か冷たくない? 」


「気の所為ではなくて?」

 

  閑話休題。

 

  そして、入学式は校長からの歓迎の一言を最後に閉会した…………。

 



……どうだっでしょうか、説明ばっかりです読みにくい、という人もいると思います。

もう少し会話を増やして欲しいなどあると思いますがコレは未だ序盤に過ぎません。

続きはまた、機会があれば投稿しようと思います!

読んでいただきありがとうございました!!

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