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無断転載

【キーワード】

・仲間

・裏切り

・決意

「それ、無断転載されるやつやで」


 一通のLINEから、戦いは始まった。その日はいつにも増して太陽が強く、沈む夕日ですら熱くてたまらなかった。オーストラリアの夏は盛りを迎えている。

 そんな中、私は家の外にも出ずに一人携帯をいじっていた。理由は単純である。

 本日、受けていた絵の依頼を完成させ、依頼主に送信し終えたところだったからだ。だが、どうも相手の依頼内容が不可解である。何だか、騙されているような。


 そんな私に届いたLINEが、冒頭に述べた内容だった。

 どうやら、色んな絵師に無料で絵を書いてもらい、それを転載することで儲けているらしい。

 早速そのことを小説家仲間に相談したところ、彼らはデータ上での制裁を下そうと躍起になってくれた。

 彼らに背中を押された私は、絵師の心を裏切った無断転載野郎を懲らしめてやると、口座振込先を送信し、期限を設け、金を払うよう請求。同時に仲間はデータ上での制裁に移った。







「逃げられました」

「こっちも、垢消し」


 結局のところ、相手には逃げられてしまった。絵がどこに行ったのかは検討もつかない。しかし、私にはこんなにも頼れる味方が居る。それが分かっただけで、何故だかもう、満足し切っていた。


 メルボルンの夜景は、今夜も美しく輝いている。


 実話です(笑)

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― 新着の感想 ―
[一言] 失礼します こんなことがあるんですね しかしまあ、人生トータルではろくなことにはならないでしょう 得したと思っていても、必ずしっぺ返しが来るものだと思います
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