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そして、認知症になった父と母  作者: 小石川弥生
9/9

その日まで

母は アルツハイマー型 認知症

新しい記憶から 無くなって いきます。

たまに過去に 戻ったりを繰り返し その頻度が 長くなって もうすでに亡くなって いる人を 思い出しています......普通でいられる時間も 短くなって 私の名前も 出てこなく なりました......

まだ、動ける時は よく

「死ななあかんわ 死ななあかんわ」

と言っていましたが 今は それも無くなり 幻覚の中で 生きてる 気がします......


泣いたり 怒ったり 悲しんだり いろんな感情の中

父と母に 向き合って 思う事があります。

誰も好きで 認知症になったわけじゃなく この状況は 誰のせいでもなく きっと 何らかの意味があるんじゃないかなって

介護は大変だと思います。それは 精神的なものや

体力的なもの そして金銭的なもの 負担が 普通の日常の何倍も大変です。私は それをやってる人たちを尊敬しています。


介護で 心がけてるのは 楽しく介護をする事

父や母のせいでも 自分のせいでもないなら

自分の思う介護をする 介護に自分の時間を全部使う

なんて事はしません。仕事も時間帯や働く時間は減らしましたが 好きだから辞めない!おしゃれもする!テレビだって見ます!遊びにだって行きます!父がいたから母がいたから できなかったなんて 誰かのせいにはしません、人から見たら 本当に介護してるの?って言われても かまわない!

だって やってるから......やり過ぎないだけ


自分で自分を凄いなーって思ってます。(笑)

そんな風に やってたら 父や母からは 感謝の言葉が多くなりました。気持ちにも余裕ができて 介護も苦じゃなくなり デイサービスに通えなくても

ぜんぜん大丈夫になりました。


介護で悩んでる人は 一生懸命頑張り過ぎてる人だと思います。人はいつか死にます。本当に幸せだったと思って死ねるのは きっと ささやかな日常に 死ぬ日まで居られた時かも......

けして一人ではない 誰かと居られて 死ねる事......

母には 死んだら 私が死んだとき 迎えに来てねって 笑い合って話てます。死ぬ時まで生きてねって......できれば100歳(笑)


完結

最後まで 読んで頂きありがとう

ございました。

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