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そして、認知症になった父と母  作者: 小石川弥生
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別人

私は 結婚し 子ども大きくなって 独立し 夫婦二人で 仕事しながら アパートで暮らしていました。

父の事があって アパートと病院の行ったりきたりで かなり体力的に いっぱいいっぱいで 母の事は 疎かになっていた。

父が 精神科専門の病院に移ってから ようやく

一段落ついたのが 2ヶ月後でした。


母の様子を見に実家に行ったところ

家の中は

ゾッとするぐらいのゴミ屋敷に......

いったい何があったのか 母に聞こうと思って 母を見ると......不自然な異様な感じがして 言葉が見つからない......


こんなにも 歳を感じたかな?......こんなにも

足腰弱かったかな?......こんなにも 身なりが雑だったかな?......こんなにもこんなにも......母じゃないような別人に見えるのは......私の目が おかしいのかな......

「おか......お母さん!大丈夫?」

「......」

表情がなく 黙って 私を見てる母

しばらく 沈黙が続いた......こわい......

ようやく

「なっちゃん......」

「私だよ!分かる?」

「分かる......なっちゃん お父さん どこ行ったのか 帰ってこないけど......知らない?」

「......?」

声が出ない......もしかして 認知症?

えっ?!いつから?

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