表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そして、認知症になった父と母  作者: 小石川弥生
1/9

突然

ある日 一本の電話が なり響いた。


プルルル プルルル プルルル プルルル

「はい!もしもし」

「なっちゃん?!お父さんが......お父さんが

まだ帰ってこないの......心配で心配で...どうしよう......」

今にも 泣きそうな声で 母が電話を掛けてきた。

今は 夜の11時 話によると 知り合いの お通夜に行ったきり 帰ってこないらしい......

「とりあえず 家で 待ってて もしかしたら 帰ってくるかも しれないから 分かった......用意したら そっち行くから わかった?」


それが 最初の出来事でした。


幾度となく そんな 状況が かさなり

ある日

警察の方から 電話が入り

父が フラフラしながら 歩いている所を 近くに

住んでる人が 異常に思い 警察に電話をしたらしく......ただ 父の状態が思わしくないため 救急車で 病院に運ばれたとの事


父は 定年退職をしており たまに 発掘のバイトを

していましたが ここ何年かは 何も していませんでした。

しかし その時は 発掘現場を見に行くために 車で

朝早く出掛けたらしく 途中で 車が山のへこんだ窪みにはまり 動かなくなってしまい 歩いて 帰ろうと 何時間も歩くうちに 脱水状態のところを保護され 病院に運ばれたようです。


病院の方から 精神科を進められ 見てもらった結果 血管性認知症とのこと しばらく 精神科専門の病院に入院する事になって しまいました......


その時の私は まだ母の異変に 気付いてあげられなかった......

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ