キャラクター紹介
・ブラストチーム
ガイ・“ツルギ”・ハヤカワ(Gai "TSURUGI" Hayakawa)
主人公。日本からの移民で、4-Aクラス・フライトオフィサー学部所属のWSO候補生。コールサインは「ブラスト1」。17歳。身長172センチ。
生真面目な性格で、異性に対する免疫が皆無。事故によって下半身不随となり操縦能力を失ったが、ストームとの出会いを経て立ち直り、彼女とも恋人同士となった。しかし、その熱烈なアタックを前に嬉し恥ずかしな日々を送る羽目になっている。
エイミー・“ストーム”・エイミス(Amy "STORM" Amis)
メインヒロインにして相棒。4-Aクラス・パイロット学部所属でツルギとコンビを組む、自称『学園の青い嵐』。髪に入った青いメッシュと青空のように透き通った空色の瞳が特徴。16歳。身長163センチ。
性格は明るく危ういまでに前向きで、アクロバットチーム『ロイヤルフェニックス』のパイロットになるという夢のためなら努力を惜しまない努力家。天性の操縦センスを持ち、既にいくつかのアクロバット飛行もこなせるのだが、日常茶飯事な命令無視や過激すぎるフライトなどで問題児扱いされている。なお、グラマラスな体系の持ち主。パートナーであるツルギを引っ張る立場をとり、現在は恋人同士。
シルヴィア・“ラーム”・ブルーナ(Silvia "RAAM" Bruna)
ヒロインの1人。ブラストチームのウイングマンを勤めるWSO候補生。4-Aクラス・フライトオフィサー学部所属で、コールサインは「ブラスト2」。16歳。身長160センチ。
生まれつき右目がないため、右目に赤い眼帯を付けている。頭脳明晰ながらおとなしく人見知りする性格だが、厳しい訓練を潜り抜けてきただけあり根はしっかりもの。義理の兄であるバズを異性として愛しており、彼に対しては意外と手厳しく嫉妬深い内弁慶な一面もある。スイーツ全般が大好物だが、雷が大の苦手。
ロベルト・“バズ”・ブルーナ(Roberto "BUZZ" Bruna)
ブラストチームのウイングマンを勤めるパイロット候補生。5-Aクラス・パイロット学部所属でラームとコンビを組む。17歳。身長188センチ。
ラームの義理の兄で、ツルギやミミとは本校時代の同級生にして友人の間柄。プロレスラーのようにがっしりした体格の持ち主だが、性格はいたって陽気でナンパ好き。妹と同じくスイーツ全般が大好物。軍人になる事を目指して空軍航空学園に入った。
・アイスチーム
フローラ・メイ・“ミミ”・スルーズ(Flora May "MIMI" Thruse)
ヒロインの1人にしてライバル。生徒会長にしてスルーズ王国の王女。5-Bクラス・パイロット学部所属1で、コールサインは「アイス1」。17歳。身長165センチ。
自らの力で王位を継ぐ事を夢見ており、その指導力と美貌、努力家ぶりから生徒達の支持率は高い。普段は穏やかで大人びた振る舞いをしているが、本性はやや独善的で負けず嫌いなため、本当にやりたい事は周囲の意見を無視してでも実行に移そうとする性分。かつての同級生であるツルギに対し一方的な好意を寄せており、ストームと恋人同士となった現在でも諦めていない。
・カイラン空軍留学チーム
ライラ・“ゲイザー”・ガルレ(Laila "GAZER" Galre)
カイラン空軍からやってきた留学生。半目と緑色のスカーフ、たどたどしい喋り方が特徴的。自分から積極的に他人と関わろうとはせず、その素性は謎に包まれている。
普段は寡黙で何を考えているのかわからないが、根は好奇心旺盛で、個人的に興味がある事柄には普段からは想像もつかない行動を見せる。また、世間知らずでどこか一般常識からずれている一面も。
オズウェル・“サンダー”・バークレイ(Oswell "THUNDER" Barclay)
ゲイザーと同じく、カイラン空軍からやってきた留学生。スルーズ系移民の子孫であるため、アフリカ人としては珍しいヨーロッパ系。17歳。
ネガティブな言動が多いが態度は明るくお人好し。また自分を一切顧みない向こう見ずな立ち回りが目立つ。愛国心や国防意識が強い軍人気質タイプのため、戦争とは無関係の夢を持つストームらと衝突する事も多い。
レイ・メイファン(累 美帆)
中国人の少女で、若干14歳にしてFC-1の開発にも関わった天才エンジニア。趣味でソフトヌンチャクを振り回している文武両道でもある。得意分野はソフトウェア。FC-1の開発メーカーで活動する民間人であるが、技術顧問としてカイラン軍に派遣されており、FC-1の戦闘データ収集を目的にゲイザー達のサポートを務める。
ヴァルラム・ドローニン(Varlam Doronin)
カイラン空軍留学チームの責任者を務めるスラブ系の男。留学チームの教官的な存在。51歳。
歳を重ねて尚端正な顔立ちと幾多の修羅場を潜り抜けたようなたくましさで、チームからの信頼は厚く、特にゲイザーからは甘えられるほど強く慕われている。
スラブ系でありながらアフリカの軍にいる理由は不明。学園の教官・フロスティとは何やら因縁めいた関係らしいが……?
・その他学園生徒
リンドブラード三姉妹(Alice/Berta/Carone Lindblad)
C-27Jのクルーを務める三姉妹。長女のアリスがパイロット、次女のベルタが副パイロット、三女のカローネが積荷管理者。輸送機科の生徒であり、戦闘機パイロットではないためTACネームはない。「リンドブラード・エクスプレス」を自称し、貨物を必ず、そして早く届ける事を信条とする。正式なコールサインは「リーフェッジ」。
アリスは輸送機パイロットとは思えぬ熱血少女で、趣味はロック鑑賞。ベルタは無愛想だが思った事をはっきり言う毒舌家で、姉妹のツッコミ役を担う。カローネは明るく朗らかなマスコット的存在で、ツルギの事が気になっている。
ピース・アイ(Peace Eye)
早期警戒管制機「ピース・アイ」のオペレーター候補生。「ピース・アイ」とは搭乗する機体のコールサインで、TACネームではない。フライトオフィサー学部所属の女子生徒だが本名は不明で、分校の生徒のほとんどはその素顔を見た事がない。
自称「24時間いつもあなたを上から見守る早期警戒管制機」で、訓練に励む生徒達の心を和ませたいという理由から頻繁に雑談をしたり話を脱線させたりするお調子者。
・教官/整備士
アーロン・“フロスティ”・カザモリ(Aaron "FROSTY" Kazamori)
離脱したファングに代わって4-Aクラスの担任を務める教官。日系アメリカ人の男性で、ファングの元恋人。38歳。
「戦える人間」を生徒に求め、戦いとは関係ない夢を持つツルギ達を「甘い」と見下す現実主義者。辛辣かつドライな物言いをすることが多いため、生徒からの評判は良くない。一方でファングに対しては頭が上がらない。空中戦の実力はファングにこそ及ばないが教官らしくかなりのもの。
ゼノビア・エアハート(Zenobia Earhart)
空軍航空学園の整備士。そのためTACネームはない。階級は伍長。ヨーロッパ人にしては珍しく子供のように小柄だが年齢は25歳。ストーム・ツルギ機の機付長を担当。
整備する機体やそのパイロットを『娘・息子』と称して親身に接しており、故に『ママ』と自称する。そのため生徒からの評判もいい。「ネジ1本に至るまで完璧にする」が整備のモットー。特技は絵描き。
・アメリカ空軍航空学園
エリカ・“リボン”・カザモリ(Erica "RIBON" Kazamori)
学園間交流のためスルーズを訪問した、両足義足の女子候補生。旧日本軍のエースパイロットを先祖に持つ日系アメリカ人。TACネーム通りリボンがトレードマークで、ヘルメットのステッカーにも描いている。
無限の可能性を秘めた世界最強クラスの実力者であり、視程外戦闘・格闘戦闘のどちらにも無類の強さを発揮する。自分の実力を最強と疑わぬ強い自信を持つ一方、飛行時以外は面倒臭がりであり、地上を「重力に縛られた世界」と称する一面も。