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短編【文学】集(1)

はじめてみた。

作者: 蠍座の黒猫

ブログやwebサイトなどには、さまざまな人が訪れる。言葉を残していってくれる方もおられるけれど、私もそうであるように、ほとんどは足跡だけを残して去っていく。彼らの思いや見ている景色は、分からない。しかし、確かに痕跡は残っている。それは、私と彼らの存在が触れ合った確かな証拠だと思っている。こんなことを思って書いた詩です。

そのベンチは、無垢の木で出来ている。


図書館の屋外にあるが、雨には当たらない。


ベンチに何が見えるのか、何を思うのか、私は知らない。


誰かが座り、立ち去る。


また、誰かがやってきて、去っていく。


彼らが何を見て、何を思うのか、私は知らない。


ただ、ベンチには過ぎた年月の分だけ、痕跡が残っている。


去って行った誰かたちのなにがしかの跡が、残っている。






*字数制限対応用として。


私自身の心さえ


全て分かりかねるのに


その人の心なんて


分かるはずないと思う。


でも、


気になるから


なんとしても


私の心の中を潜って


その人の心の湖に続く洞窟を見つけたいと思ってしまう。




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― 新着の感想 ―
[一言] 公園にある遊具を見て、わたしもそんなようなことをぼんやりと考えたことがあります。 あれらは誰かがどこかで作り、ここに置かれました。これまでにもたくさんの子供達が遊んだはずです。 すり減って…
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