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メモリー:6~子ぎつねの居場所~

お母さんは優しく微笑ほほえむと


「大丈夫、心配ないよ。」


と、優しく声をかけてくれた。



「よ・・・よかったぁ・・・・・」

わたしは急に力が抜けてその場に座り込んだ。


「この子を救ったのはあなたよ。あのとき、すぐに連れてきてくれてありがとう。

 


 ・・・あっ!陽南乃、服、服!」


「・・・へ?」

陽南乃は自分の服を見た、すると・・・


「あっ!!」


真っ赤に染まってあちらこちら汚れていた。


わたしの反応を見て、お母さんは笑った。

いつものように。


わたしもお母さんに笑い返した。


それから1時間後。



診察室しんさつしつのドアが開いて、獣医さんが出てきた。


(キツネちゃんは・・・!?)



「あっ・・・・・」


いた・・・獣医さんの腕の中に・・・


気持ちよさそうに眠っている。


「光希さん、この子は相当な大怪我おおけがでしたよ。なんとか、傷口はふさげましたけど。」

「ありがとうございます!」

「この子はどうするんですか?まだ治療が必要なようですが・・・。」


「えっと・・・じゃあ・・・・」

母が口を開いた瞬間


「飼いたい!!」


陽南乃が叫んだ。


「・・・・・え?」

母は驚いている。

「ねぇ、この子飼いたいよ!いいでしょ!?」


母は一瞬戸惑いっしゅんとまどった。・・・だが・・・・・


「陽南乃がきちんとお世話してくれるんなら飼ってもいいよ。」

と言った。

「うん!するする!絶対する!!」

そう・・・と母はつぶやいた。


そして・・・・・


「この子・・・、うちが責任を持って飼わせていただきます。」

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