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メモリー:2~告げる告白~

庭の樹の後ろに大けがを負っている子ぎつねの姿が・・・・・


「!!・・・・大変!!」

陽南乃は大急ぎで倒れている子ぎつねを救い上げ、運び出した。


・・・もちろん、母のもとへ。

母はああ見えて獣医だから。


「おかあさ―――――――――ん!!」


(・・・聞こえてないの?)


「おかあさ・・・・・・」

   ズドッ!

「おっとっと・・!!危ない・・・・・」

途中で石につまずきながらも急いで母のもとへかけていく。


車まで来たとき、母は家の中へ入っていた。

「ええ~~!?どこにいるの!?」

陽南乃は夢中になって家の中へ入ったが・・・・・

広すぎてわからない。

「ど・・・どうしよう・・・・・」

迷っていたその時。


ガッシャァァァァァァァァァァァァァン!!!!


ものすごい大きな音が響いた。

(・・・・お母さんがドジでよかった。)

と思いながら陽南乃は音のするほうへ。


「お母さん!!」

げっ・・・・・

ガラスの破片・・・・・たくさんの資料・・・・・

・・・・・やっちゃったね・・・・・。

母は陽南乃を見てそれから陽南乃が抱いているものに気が付いた。

「陽南乃・・・・?その子は?」

「にっ・・・庭でけがしてたの!!早く手当して!!」

母はあわてて

「わかったわ!すぐに行くから・・・痛っ!」

ガラスの破片を・・・踏んだ。

(だいじょうぶかな・・・・・)


母は何度もガラスの破片を踏みながらやっとのことでここまでたどり着いた。

 

もう一度子ぎつねを見て・・・・・目つきが変わった・・・。


「かして!」

陽南乃から子ぎつねを強引に奪い、駆け出した。

(相当まずいことなの?)

陽南乃は母の後を追いかけた。


静まり返るリビングの中。


母はこう言い出した・・・。



「・・・・・これは、お母さんの手じゃ治せない。」・・・と。

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