死者と共に歩む喫茶店
喫茶店
私は祖母を亡くした。
死因は重度のがんだったらしい。
次の日、仕事に行く足が重い。休みの連絡も会社に入れられないくらいに意識が朦朧としている。昨日泣きすぎて寝れなかったからだろうか。今から会社に行っても遅刻確定で、上司に怒られることもその時だけは怖くなかった。
すると電話が鳴った。
最初は無視しようかと思ったが、なんとなく電話に出た。
「はい···」
「先輩、会社来てないけど大丈夫ですか?」
後輩からだったらしい。
あまり話したくないという気持ちと申し訳無さが混じいりながらも私は答えた。
私「大丈夫。ごめんね。私が休みだって言うこと伝えてくれる?」
後輩「わ、分かりました。」
ブチッ
電話が切れた。
私はその日の夜に出かけた。
どこに向かっているのかも分からない。
ただただ、無心で歩き続けた。
その時に、レトロな喫茶店を見つけた。
こんな店、ここには無かったはず。
冷静に考えるとそうだったが、私はその喫茶店に魅了され中に入った。
「いらっしゃいませ」
すると、1人の神様のようなコスプレをした男性が立っていた。
(神様のコスプレwwwww合ってないwww)
私は内心で大爆笑したが、祖母のことを思い出し、また心が暗くなった。
男性「2名様ですね。座席にご案内致します。」
私「えっと、1人です···。」
私がもじもじしながら答えると、男性は軽く微笑んだ。
男性「あなたの祖母さんですかね」
私「は?」
横を見ると、死んでしまったはずのおばあちゃん···!?
私「え、」
男性「では、席に案内させて頂きます。」
私は席に案内された。
メニューがない。
男性「当店ではお客様にあった料理を提供させて頂きます。」
祖母「あらぁ、助かるわねぇ」
私(なにが!?)
男性「バターマフィンでございます。」
私(おばあちゃんと一緒に作ったなぁ。懐かしいなぁ。)
だけど、メニューがない、そもそもこんな喫茶店あったっけ、バターマフィンが来るのが早すぎる、亡くなったはずの祖母がいる。
男性「ごゆっくりどうぞ。」
私は祖母に話しかけた。
私「おばあちゃん···?」
祖母「会えて嬉しいねぇ」
私「なんでおばあちゃんがいるの、?」
私は涙が出てきた。
祖母「最後にもう一度、あなたに会いたくてねぇ。」
私と祖母は色々な会話をした。
小さい頃に遊んだ話や、料理をした話。
みるみる私の前のマフィンは残り一口分くらいになっていた。
祖母「そろそろ時間かねぇ」
私「え、?」
祖母「これを食べれば私とはもう会えない。最後に話せて、もう未練はないよ。」
私「嫌だよ、。おばあちゃん、。まだ一緒にいたいよ···。私おばあちゃんと一緒にいられるなら死ねるよ···。」
すると男性がにゅいっと出てきて言った。
男性「「死にたい」という気持ちは、人間の「生きたい」という気持ちから生まれるものなんですよ。あなたがご希望ならば、あなたの祖母と一緒に天国へ昇ることも出来ますが、いかがなさいましょう?」
私は答えは一択だった。
私「はい、お願いします。」
男性「では、その最後のマフィンをお召し上がりください。」
食べ
ようとした、その時だった。
「先輩!!!!!!!!!!」
私「え、?」
そこには後輩が立っていた。
男性「おやおや、あなたも大切な家族を喪ったのですか?」
後輩は俯いた。
だがすぐに顔を上げて私に泣きついた。
後輩「先輩、逝っちゃ嫌です!逝かないでください!」
私「···ごめんね。私は、もう、ダメなの。」
後輩「先輩、。今言うのもなんですけど。」
後輩「僕、先輩のことが好きです!」
私「え?」
後輩「だからっ、だからっ、大好きな先輩がいなくなるのは、嫌、です。」
私は考えた。
祖母か、後輩か。
私は
ーーーーーーーーーマフィンを食べた。
私の体が透明になっていくのを感じた。
私「···ごめんね、ごめんね。」
後輩「先輩···。」
後輩「先ぱああああああああああああい!」
僕は先輩がいなくなった後、1人で泣いた。
僕は決断をした。
明日僕は、起きることはなかった。
男性「あの喫茶店に来れるのは死に向かっているお客様だけ。あの女性の後輩の方が来れたということは、後輩の方も死に向かっていたのですね。」
ただいま来ているリクエストを大公開します!
先着順(上から順)順に作っていこうと思います!
悪役令嬢転生
カンヒュBL
人狼Onlineにいる方達でデスゲーム←このリクエストに関してなんですが、人狼Onlineを最近やっていなくて、どんなPLさん達がいるのかまだ分かってません。なので、順番前後する可能性がございます。あらかじめご了承ください。
訳あり青春




