レフ獣王国
レフ獣王国城を一回りすると、人々が大パニックのご様子で、、、
ノリヒト
「おおっ、!!やっぱり獣人ばっかり!!」
なんかゾロゾロ出てきて、矢を放ってきてるけど、、、
そんなのでこれが落ちたら逆にビックリだよ!!
一度城壁の外で着陸、、、そのままファスト王国にポチッとな!!
いつもの庭にご到着!!さすがにここの兵士も慣れてきたのだろう、、、いちいち騒がなくなった!!
でもこれってセキュリティ的にどうなんだろう、、、
兵士に手で挨拶をするとそのまま代王の元に案内してくれる!!うん!!なにも言わなくてこれは素晴らしい!!
兵士に案内され謁見の間に、、、えっ、謁見の間?
ショウは玉座に座って誰かと謁見をしている、、、
誰だあのオッサン?
ショウ
「これはこれはテンジン様、、、早いお帰りで、
こちらのものはミギー王国の大使でございます。
ちょうど例の件についてのお願いを、、、」
、、、あっ、なるほど!!国境沿いの滑走路の件ね!!
ミギー王国大使
「お初にお目にかかります。私はミギー王国第三王子の
サンと申します。」
オッサンはファスト王国と同じ作法の挨拶する。
ショウの隣に立つティアが慌てて、、、
ティア
「サン王子よ!その挨拶はテンジン様に無礼となる、
私が今からテンジン様より、ご教授頂いた礼をお教えしますので、、、」
そう言って、あのトラウマをやろうとしたので、、、
ノリヒト
「ティアよ、それはよい、、、今は時間が惜しい、、、」
あっぶね!!アレはただの悪ふざけで、ぶっちゃけアレからトラウマなんだよ!!見たくないよ〜可愛いティアちゃんの鬼の形相の叫びなんて、、、ほら〜ショウちゃんもスゲ〜苦い顔してる〜
ノリヒト
「それよりもサン王子よ!!此度のミギー王国の態度、大義である!!我はとても嬉しく思う!!その事をメイクン国王にも伝えておけ!!」
俺の言葉に一瞬、オッサンの眉がピクリと動くが、、、
俺の言葉に皆が礼をする。それを見るなりオッサンも俺に礼をする。
よしよし、これでいい!!大事なのは誰がこの場の権力者なのかをはっきりさせる事、しっかり本国に伝えろよ!!
ノリヒト
「代王よ、例の鏡を至急用意しろ!!」
ショウが立ち上がり隣のティアに指示をする。
ティアは兵士を連れて謁見の間から出ていく。
ショウは手で俺に玉座に座るように案内をする。
まぁ〜オッサンの手前もあるから、、、
ここは黙って座るかぁ〜
、、、うん〜なんか座りごごちの悪い椅子だ〜
ちくしょ〜ショウのやつニヤニヤしやがって!!
俺の苦労を少しは味わえ〜
って、顔に書いてあるぞ!!
程なくするとティアが鏡遠持ってきて設置する。
ショウ
「テンジン様、魔王宛でよろしいのですか?」
、、、あっ、この術式はある程度の範囲を決める必要があるのか?
ノリヒト
「いや、、、宛先はレフ獣王国だ!!
だが、前回同様に全ての国に通信せよ!!」
俺の指示にショウが、、、
ショウ
「仰せのままに、、、」
ショウの合図でティアが術式を展開するそして、、、
ノリヒト
「愚かな愚民、、、愚かなレフ獣王よ!!
我は愚かな其方に失望をした。
これは最後通告なのではない、、、
これより程なくして貴様の城は轟音と共に、我の炎に包まれる、、、。
なに、案ずる事はない、、、これは我にとってただの戯れに過ぎぬ、、、まぁ、、、貴様らにとってはどうかは知らんがなぁ、、、。
聞け!!全世界の愚王と愚民共!!我に反旗を翻す愚かな小蠅、、、レフ獣王国は我の偉大さを知るだろ!!
そして態度を曖昧にしている愚王共!!次は貴様だ!!
今一度問う、、、レフ獣王国の愚民共!我に従うのなら今すぐに貴様らの愚王を排除するのだ!!
貴様らの賢い選択を期待する!!」
ふぅ〜小芝居も疲れる、、、アレ?なんかみんなスゲ〜
ビビってる?オッサンなんて固まってるよ、、、
俺は立ち上がりそのまま出口に向かって歩く、、、
固まったままのオッサンの横を通り過ぎる時に、、、
ノリヒト
「我は国体に興味はない、、、だか我は国体の遥か上に位置する存在、、、それを忘れるな!!」
そう言って謁見の間を出て行った。
うん!!なんか決まった!!
ヘリに乗りイクウォッチをポチッとな!!
研究室に到着!!給油給油!!予備の燃料タンクを積み積み!!ポチッとな!!
レフ獣王国の城壁に到着!!そのまま上昇して再び城下を飛行して注目を集めたら〜
ノリヒト
「なんかあの塔の辺りが良いかなぁ?」
そう言って、イクウォッチを手動起動に切り替えて、
塔の上空でエンジンストップ!!
素早くイクウォッチをポチッとな!!
無事に研究室のベットにダイブ!!
さてさて今日はお終い!!
ここまでのことを絵日記にしておこう!!
今日僕は!!変な顔の王子様に会いました!!
なんでも第三王子様だそうですが、明らかにオッサンでした。
アレじゃ〜日本ではパッケージ詐欺と、言われて炎上します。やっぱり若くてハンサムな王子様は、絵本だけだと実感しました。
後、軽いノリで2機目のヘリを墜落させました!!
さっちゃん怒るかなぁ?明日は晴れると良いな!!
よし!!さすがは文豪のノリヒト様だ!!
我ながらこの文豪スキルが怖い!!
まぁ〜こう見えて一応、法学部卒業してるからね!!
それからいつもの様に研究室でグダグダしてしっかり休息を取りました!!
次の日、、、。
ノリヒト
「とりあえずファスト王国に行ってみる?」
準備をしてポチッとな!!
、、、なんか城が騒がしいなぁ〜
いつもの兵士もいない、、、とりあえずショウの部屋に、、、
ノリヒト
「ちいーす!!元気?」
ドアを開けるとショウがなにやら大量の書類に埋もれている、、、なんだ?
ショウ
「あっ、ノリヒト、、、すごいことになってるぞ!!」
うん!!知ってる!!その書類の山見ればね!!
ノリヒト
「なに遊んでるんだよ、、、ティアちゃんは?」
ショウは手を止めることなく、、、
ショウ
「命令書にサインだよ!!昨日レフ獣王国でクーデターが起きてね、、、各領主に警備の警戒と、補給物資の確保、それとレフ獣王国の領主からの庇護の訴えとか、隣国の、、、とにかく色々だ!!」
、、、やっぱりクーデター起きたんだ、、、まぁ〜俺が煽ったからね、、、
ノリヒト
「それは、、、なんだ、、、ちょっとすまん、、、。」
ショウは フッ!! って笑いながら、、、
ショウ
「まぁ〜俺らはあの後すぐに動いたから、、、
お陰様でそこまでパニックになってない。
ティアもあの後すぐに出せる兵を連れて、レフ獣王国との国境まで進軍してるから、、、。」
、、、俺の悪ふざけでティアちゃんが遠足に、、、
なんかごめんなさい、、、。
ノリヒト
「それでレフ獣王国はどんな感じ?」
ショウは手を止めて俺の顔を見ながら、、、
ショウ
「国王は殺された、、、。」
まぁ〜ショウの話を要約すると、元々仲の悪い兄弟の兄貴が、国王として国を統治していたけど、これまた立派な脳筋王で、基本努力と根性をモットーにした統治をしていたとか、、、
努力と根性で統治ってどうやるの?
そして王の弟は比較的賢くて、嫌いな脳筋兄貴に一発お見舞いするタイミングを待っていたらしく、、、
つまり俺がヘリで城を爆発したことにより、タイミングを伺っていた弟派が、これを好奇と捉えて軍部を掌握して、そのまま兄貴を殺害した様だ、、、。
そしたら見事に国が割れて混乱状態だとか、、、
ご愁傷様です。
そんなわけで、一応ファスト王国としては国境付近まで出兵して警備を強化しているとのこと。
ショウ
「早くレフ獣王国の内乱治らないと、北上の出兵が遅れることになる、、、。」
、、、なんか完全に余計なことしたかも、てへっ!!
ショウ
「でも、良い事もあった!!今回の事変で態度を曖昧にしていた国々から従順するって連絡が来ている!!」
よし!!雨降って地固まるだ!!
ノリヒト
「それなら兵は半分に割って予定通り出兵だ!!」
異世界オトンご一読ありがとうございます。
仕事が多忙で随分空いてしまいました。
まだまだ仕事が忙しいのですが、なるべく頑張って執筆したいと思います。
これからもよろしくお願い致します。
異世界転生希望者A




