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ヘリってコンビニで買えないんだよねぇ〜

ノリヒトはセイルに案内してもらった平地を見ながら、、、


ノリヒト

「これで今回の旅の目的は大方達成出来たな!!」



ここまでは、ファスト王国王都から馬車で6日間、イクウォッチの座標は、王都から北東に250キロを示しており、セイルは王都から北と言っていたが、実際は北東の方が正しい。


明日か明後日、ファスト王国で出陣式がある、、、

そろそろ帰らないとね!!


ノリヒト

「ここまでありがとうセイル!!俺はまだこの辺の調査をするからここでお別れだ!!これ!!約束の報酬ね!!」


俺は懐からテーブル胡椒と塩を3個ずつ渡す。


セイル

「本当にこんなにもらっていいのですか?

ありがとうございます!!ノリヒトさん、、、

あっ、、、旦那!!」


セイルとあった後、王城で色々やらかしたから、今はセイルに名前呼びはやめてもらい、旦那と呼んでもらっている、ほら!!変に名前が売れてるかもしれないからね!!


ノリヒト

「ああ!!約束だからね!!それでセイルはこれからどこに行くんだい?やっぱりりんごを求めて?」


セイル

「、、、いえ、馬車の荷を売りに、隣接する東国のライットに行きます。」


確かちょうどここから東にあるんだっけな、、、知らんけど、、、。


ノリヒト

「じゃ〜気を付けてね!!ありがとう!!セイル!!」


セイル

「旦那もお元気で!!」


セイルを見送った後、、、

じゃ〜ボチボチ帰るかね!!イクウォッチで一度研究室に戻る。


しばらく風呂入ってなかったから体がかゆいよ〜

早速風呂に入り、、、


ノリヒト

「ふう〜!!やっぱり風呂は命の洗濯だね!!」


風呂上がりに得意の料理をささっと!!

よし!!ビールで乾杯!!その後はふかふかのベットでお休み!!


次の日、、、


朝起きて歯磨きして朝飯食って、、、さて異世界に遊びに行きますか!!ポチッとな!!


ファスト王国の王の部屋の前に到着!!


警備兵

「あれ、、、テンジン様、、、いつの間にお越しに!!」


ノリヒト

「ふふ!!愚かもめ!!それより代王は?」


警備兵

「はっ!!お部屋に!!」


そう言って警備兵がノックをしてドアを開ける、、、。


警備兵

「どうぞお入りください!!」


部屋に入るとショウがベットでうつ伏せになり、その上にティアがまたがっていた、、、あらあら朝からお盛んね!!


ノリヒト

「お取り込み中?」


ショウ

「これはこれはテンジン様、、、この様なお見苦しい格好を、、、ティア、、、悪いが外してくれ、、、。」


ティアは慌ててショウの背中から降りて、、、


ティア

「はっ!!失礼します!!そう言って出て行った。」


俺がニヤニヤしていると、、、


ショウ

「ノリヒトが思ってることはしてないよ!!ティアに俺の剣技を教えて欲しいってせがまれてねぇ、、、ちょっと久々に剣を振ってみたらこのザマだよ、、、」


ほ〜!!ほほ〜ほ!!振ると腰にくる件ねぇ〜

あっ!!字間違えた!!テヘ!!


ソヨヒト

「まぁ〜君たちはなかなかお似合いだと思うけどねぇ〜!!それよりちょっと頼みが合ってね!!

ここより北東の国境沿いに平坦な土地を慣らして欲しいんだけど、、、。」


ショウは起き上がり腰を叩きながら、、、


ショウ

「土地を慣らす、、、また随分と唐突な、、、どれくらいの面積だ?」


まぁ〜突然そんな事を言われても困るよねぇ〜

でも、理由を聞いてこないのは偉い!!


ノリヒト

「そうだなぁ〜ざっと幅20メートル、距離1キロ程度ってところだ、それと隣接に大型の倉庫も作ってくれ!!この城の謁見の間ぐらいの広さだ!!どれくらいで出来る?」


ショウはしばし考え込み、、、


ショウ

「確かあの辺は平坦な土地だからそんなに苦労はしないな、、、倉庫の材料も、、、ざっと1ヶ月ぐらいだな!!」


今は4月の中旬だから、もし工期が遅れても、6月頭完成と考えても十分に間に合うな!!


ノリヒト

「うん!!素晴らしい!!よろしく頼む!!」


ショウ

「それとついでに朗報だ!!

東国が我が軍の指揮下に入ったよ。」


ファスト王国に隣接する東国、その名はライット王国。

古い文献だと、かつてはファスト王国の一部とされていたが、ファスト王族に分割された後、独立国家となったとされている。


ノリヒト

「そうか、、、よく指揮下に入ったなぁ、、、。」


正直びっくりだ!!文献から読みとれば今回のファスト王国のクーデターに乗じて、自らを正当としてファスト王国に攻めてきてもおかしくないと思っていたのだが、、、。


ショウ

「ライット王国のメイクン国王は、周辺国随一の賢王として有名だ、民に重税を課すことなく、そこそこの強国として維持している。

けれど、やはりファスト王国と同様にジリ貧で、今後の国家運営が危うかった。

そんな中で前ファスト国王が倒されたことで、全てを悟ったのだと思う、、、。

まぁ〜正直、今の話はティアの請負だけどな!!

向こうの条件は、軍は指揮下に入るけど、国体は維持するとのことだ。」


別に俺らは一大統一国を作る訳じゃない!!国家運営はその国に任せれば良い!!軍だけが一時的に指揮下に入ってくれればそれで良い!!


ノリヒト

「その他の国々はどんな感じだ?」


ショウ

「幾つの国々からテンジン様宛に書状が届いている。

どれも質問状という名の様子見だな、、、

それと西の隣国、獣人族の国のレフ獣王国が、明確な敵意を向けてきているどうする、、、?

本隊の兵も集まり出しているから、そのまま北上を中止してレフ獣王国を攻め込むか?」


あらあら、、、やはり獣人は脳筋なのかねぇ〜


ノリヒト

「いや、予定通り先鋒隊は北上させる。

本隊は兵が集まり次第、決戦の地に向かってくれ!!

レフ王国には俺が行く!!

出陣式に出れんが、兵には俺自らレフ獣王国の征伐に向かったと伝えてくれ!!」


きっとそっちの方が先鋒隊の鼓舞となるだろう、、、。


ショウと別れ一度研究室に戻り、、、そのまま地下のヘリコプターを給油する。


もう〜いくら俺が富豪でもコンビニ感覚でヘリは買えないんだからな!!これ使っちゃうと、R22ちゃんは残り2機になっちゃうよ〜!!


ノリヒト

「お電話お電話!!ピッポパピポ、、、

あっ!!守屋さん、ちょっと悪いけどロビンソンR22

の新品を4機買っておいて、、、

、、、えっ?それは、、、その、、、友達がね、、、欲しいって、、、言うから、、、

いやいや!!それはまずいよ、、、

頼むよ〜さっちゃん内緒にしてよ〜!!

バレたら俺が怒られるから、、、

うん!!頼むよ〜!!

あっ!!それは当然、俺のポケットマネーから出すから!!それならさっちゃんに言わなくて良いでしょ?

、、、うん!!よろしく!!」


ふ〜!!なっ!!いくら俺が富豪で大量のポケットマネーを持っていても、コンビニ感覚でヘリは買えんのだよ!!

うちの大蔵大臣にバレたら、、、怖や怖や!!


さて!!気を取り直してファスト王国にポチッとな!!


王城郊外からヘリを離陸させて西に向かう、、、

およそ500キロほど飛行して、、、

よし!!着陸して一度給油だ!!あの辺が良いな!!適当な平坦に着陸してイクウォッチでポチッとな!!

研究室に戻り再度給油、、、

壁時計を確認すると17時を回っていた、、、

なんか今日は疲れたし、日も暮れてきたからまた明日にしよう!!


次の日の朝から再びヘリでレフ王国の王城に向かう、、、。


ノリヒト

「案外小さな城だなぁ、、、」


昨日の着陸地点から約200キロ程でレフ王国の王城に着いた、、、。

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