りんごと君
どうも!!ノリヒトです!!ただいま研究室ベットで一人黄昏ております!!なになに?なんでそんなことしてるって?そりゃ〜ノリで魔王煽ったらあいつムキになってね、、、や〜ね!!わがままなヤツは!!
このままバックレる?それもありなんだけど、、、
シルちゃんがねぇ〜あの子元気にしてるかなぁ〜!!
ローネ女王は俺を投獄したから嫌い!!
そんな事を考えながら、ファスト王国の書庫からパクった一冊の本を読む、、、。
タイトルは 創世記伝 なんだろう、、、ありふれたものなのになぜか目に止まった、、、。
物語形式で語られる一冊の本、要約すると
大いなる者、己の持つ力にて世界を作り出す。
大いなる者、世界に名を授ける、、、。大地と海と魔力の世界バース。
大いなる者、生命をもたらす。
大いなる者、生命に知恵を授ける。
大いなる者、長い眠りにつく、、、我らは再び訪れる事をここに願う。
この物語に登場する人物達は、人族、獣人族、魔族、そしてエルフ、、、正確にはエルフはハイエルフ族と記載されている。
そして、不思議なことに彼ら種族には各々が信仰する神がいる、、、ならこの創造主とは?神ではないのか?
ノリヒト
「人族と獣人族、ドワーフ族がスキル、、、エルフと魔族は魔法、、、基本原理は同じ、、、結局、互いに物質変換物質によって発動が構成させていると推測される、、、まぁ〜ちゃんと調べんとわからんな、、、。」
そう呟いたあと、眠りについた、、、。
こっちの世界も元の世界も空は同じだった、、、
面白い事にこの世界にも太陽暦がある。
そうなると同一時間軸に二つの世界は並行して進んでいるのだろうか?
この世界に来て分かった事は、太陽を中心とした太陽系の配列はなにも関わらない、ゆえに暦も変化はない、けれど、地球の地形と大きく異なる。
この世界の詳しい地形が理解出来て無いが、おそらく2億年前のパンゲア超大陸の分裂の途中で、分岐した世界と考えられるのでわ?
そんな事を馬車に揺られながら見慣れない地形を見ながら考えていた。
この世界人種は、人族、獣人族、魔族、エルフ、代表的な種族分類されるが、もう少し細かく分かれている。
なぜこの種族達が代表とされるかは、各種族で国家を形成していたから、特に人族には、多くの国家がある。
人族の繁栄と言っても良い、その理由は人族の寿命だろう、、、魔族とエルフほどではないが、獣人族も200年は生きると言う、この世界の人族は100年も生きられない、平均でもその半分だろう、、、ゆえに人族は繁殖に長けているのだろう、、、そうなれば必然的に個体数が伸びていく。
???
「旦那、、、目的の場所着きましたよ」
ノリヒト
「ありがとう、セイル」
彼女は獣人族のセイル、荷馬車で行商をしている。
なんで俺が荷馬車に乗っているかって?それは、、、
さかのぼるほど一週間前、、、
俺は研究室でレポートを纏めていた、、、
ノリヒト
「ふふっ!!これが超絶極秘機密情報な作戦指令書だ!!
、、、我ながら厨二だな、、、」
そんな折、電話が鳴る、、、
ノリヒト
「おかけになった電話は電源が入ってる為、繋がります!!わたしだ!!」
ターウィン
「、、、おう、、、知ってる!!
って俺にツッコミ入れさせるなよ!!苦手なんだから!!」
ノリヒト
「あらあら、、、そんなんじゃ日本人妻に捨てられるぞ!!いいか!!前から言ってるけど、日本の心はボケとツッコミ!!そして富士山、寿司、芸者だ!!」
ターウィン
「、、、それハズキに言ったら、、、はぁ?
って言われたんだけど、、、」
ノリヒト
「、、、まぁ〜たまにそんな事もあるよ!!
って、ところでどうしたんだい?」
ターウィン
「話し変えたなぁ、、、まあいい!!例の物もう直ぐ手に入るってよ!!」
ノリヒト
「まじか!!ついにF16ファイティングファルコンが手に入ったか!!」
ターウィン
「それでドラちゃんが、前にも言っていた武装をどうするかって話なんだけど、、、」
そうなんだよ!!あの頃は、AGM-65マーベリックを6発積んで遊ぼうと思っていたけど、、、
ノリヒト
「その件なら2機とも、Mk82通常爆弾12発載せてくれ!!」
ターウィン
「えっ!!空爆でもするのか?、、、お前、、、本当に戦争するのか?」
ノリヒト
「いやいや違うよ!!ただのコレクション!!それと
アパッチ買えるか頼んでおいて!!」
ターウィン
「、、、金持ちの考えはわからん!!まぁ〜いいさ!!
また稼がせてもらうよ!!
それじゃ〜ドラちゃんに伝えとくよ!!じゃ〜な!!」
今に戻る、、、
まぁ、、、そんな感じでサクッとテレフォンショッピングでアパッチを買いました!!
でも最近は本当に物騒だねぇ〜電話一本でアパッチ買えるなんて、、、野蛮だわ〜
まぁ〜そんな訳で活動拠点としてる人族の王国、ファスト王国でたまたま知り合ったのがこの獣人族のセイル!!
この国の代王から魔王討伐なんて面倒な頼み事をされたので、しょうがなく、この辺の地形の調査をしてオイラのF16の滑走路を建設の為、馬車で行ける平坦な場所を、目指す為に、彼女をタクシーとして雇い入れた。
ノリヒト
「セイルって、まだ少女様な見た目だけど、
50歳近いんだよね、、、」
セイル
「人族で言うと大体16〜18歳あたりですかね?まぁ、私たち獣人族は単純に4の数字で割れば、人族の年齢に置き換えられると言われてますから」
そんな事を聞きながら周辺の地形を確認する。
ノリヒト
「うん、、、確かにただ広い真っ直ぐな場所だな!途中に石も木もない、、、よし!候補だな!」
ノリヒトは、再びセイルに目をやる、、、ピンとした耳、腰からぶら下がる尻尾、、、まさに犬族の獣人。
ノリヒト
「セイルは行商として香辛料扱う?」
そう言えばこの間あげた胡椒高く売れたかなぁ〜
セイル
「はい、かさばらないし、高く売れますから、、、」
良かった、、、高く売れたか!!でもやはり一つ気になる、、、
ノリヒト
「セイルってりんご好き?」
セイル
「え〜まぁ〜甘いですし、、、」
ノリヒト
「麦畑にいたことは、、、?」
セイル
「はっ、、はい?、、、ありません、、、」
ノリヒト
「ローレン○って知ってる?」
セイル
「???」
ノリヒト
「だよね〜」
まったく、、、誰だよ麦畑に狼が出るってほら吹いたのは!!
ノリヒト
「でも助かったよ!!この辺の地理に詳しいセイルとまた偶然出会えるなんて、、、」
そう!!偶然も偶然!!またまた冒険ギルド兼宿屋を覗き込んでいるセイルを発見!!声をかけるとビビっていたけと、俺とわかると笑顔で先日のお礼を!!律儀な子だ!!
そんでもってしばし雑談!!ついでにこの辺地形の話を聞いていたら、、、
セイル
「それなら旦那が言ってる地形が、この国の北の国境沿い、、、良ければ案内しますよ!!」
ってな訳で、セイルにここまで案内してもらいましたとさ!!
そして僕ちゃんのF16用の滑走路予定地確保!!
待ってろ魔王ちゃん!!目にものみせてくれる!!
ぐふふ!!