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宣戦布告

どうも〜ノリヒトっす!!

とある事情でヘリからの遊覧を楽しんでいたけど、緊急で研究所に帰らないといけなくなったので、ちょっとこの世界をおさらばしておりましたら、なんてことでしょ〜

この国の貴族様達が、悪政を敷いている代王に弾圧されているではありませんか?しかもその代王ときたら、なんかあった事を俺のせいにしてるし〜ほんとやんなっちゃいますわ!!


と、言うわけで暴君の忠実なる文官?武官?どっちでもいいや〜ティアちゃんが俺がいる事をバラしたせいで、現在注目の的でございます!!


ノリヒト

「うむ、、、群衆に紛れて人きしり聞かせてもらった!!」


本当はさっきのクダリだけでなんだけど、、、


ノリヒト

「我を裏切った貴様らに問う、、、心の臓を捧げるとはいかに?」


ね!これってどう言う意味なんだろうね!!


苦汁顔の貴族

「テッ、、、テンジン様に忠誠を誓う事と、、、」


ノリヒト

「ほう〜ならば貴様の誓いの証である心臓はどうなる?」


やめてやめて!!そんなバッチいのいらないよ!!


苦汁顔の貴族

「、、、この命、テンジン様の思う様に、、、」


このおっさん格好つけてるけど半泣きしてるよ〜

誰か助けてあげろよ〜特にそこの代王さん!!


ノリヒト

「うむ、、、代王よ!この者は其方の国の民だ、貴様はどう落とし前をつける?」


あとは任せたぞ!!ショウちゃん!!


代王

「ハッ!!テンジン様の意のままに、、、」


ちょい!!待てよ〜!!おま〜俺に振り返すなよ!!

お前の国の民だろ、、、この愚王!!


ノリヒト

「ならここにいる反逆者共よ!!選ぶがいい!!

一族郎党皆殺しと、貴様らの全ての財産の没収、して領土は代王直轄となるかを、、、」


いいもんいいもんこうなれば全部愚王に面倒押し付けるもん!!


こうして謀反の大貴族と裏切り貴族の全てを代王直轄にした事で、代王は国土の6割を直轄領として統治することになった。

また、間に合いはしなかったが、反乱軍鎮圧の兵を送った貴族には、大幅な領土の増加となった。



王の部屋にて、、、


ショウ

「ノリちゃん助かったよ!!これでこの国の統治はしばらく安泰だろう、、、後は後継者を探せば俺もおさらば出来るよ!!」


ショウはこの国の統治をしたくない様だ、、、


ノリヒト

「なかなか様になってるぞ!!このまま統治でもいいんじゃない?」


ショウはアハハと笑い


ショウ

「勘弁してくれ〜誰かさんに無理やり押し付けられた荷物は、早く下ろしたいよ〜

それで?こと後どうするんだ?やはり魔王討伐か?」


あれ?なんの話、、、あっ!!昨日ノリで言ったこと真に受けてるの?


ノリヒト

「そうだなぁ〜とりあえず魔王さんに会ってみないとなぁ〜なんとも言えない、、、」


ショウ

「会うって、、、正気か?相手はあの魔王だぞ!!」


シルから魔王の人なりは聞いている、、、もっとも、シル自身会ったこともなく、父親を殺されているので、恨みがつよい口調だったが、、、


ノリヒト

「まともな会話が出来ないと聞いてるが、、、」


ショウ

「まともに話す事なんてない、、、あいつらはただの侵略者だ!!この世界の異物だ!!

これを見てくれ、、、」


そう言ってショウは先ほどの鏡を何やら術式みたいなものをかける、、、すると鏡に映像が、、、禍々しい鎧兜姿の者が、、、


鎧兜の者

「我は魔王!!我の名はファフニール、、、我は貴様らの降伏は認めん!!貴様らは皆殺しとなり我らの糧となれ!!」


そこで映像は終わる、、、。


ショウ

「これは約160年前のエルフ大戦で敗れたエルフ王国が、降伏を打診した時に、魔王が全世界に発信した物だ、、、つまり、俺らに生きる道がないと伝えたのだろう、、、。」


なぜだろ、、、意味知らぬ恐怖と怒りが込み上げて来た、、、。


ノリヒト

「なるほど、、、ちなみにこの映像から160年が過ぎてるが、奴に気変わりは?」


俺は至って冷静で落ち着いて口調で言ってるつもりだったが、、、


ショウ

「、、、どうした?そんな怖い形相で、、、壊滅したエルフ族のレジスタンスの活躍で、魔王軍の侵攻は幾分ペースを落としたが、今は旧エルフ王国隣接の国々に、戦地を拡大させて尚も侵攻中だ、、、つまり何も変わってない、、、。」


そうか、、、俺そんな怖い顔していたのか、、、あれ?エルフ王国は?


ノリヒト

「この国の認識だとエルフ王国は壊滅扱いなのか?」


シルちゃんの話だけだと情報が偏りすぎる、、、。


ショウ

「世界の共通認識として、エルフ王国はこの世界から消滅した事になっている、、、もっとも一部の勢力が、他国の協力の元、その国の盾として維持はしているが、いつまで持つか、、、それと、エルフ大戦で国王の死後、王妃が女王として臨時継承をしたらしいが、今は生存は不明だ、、、」


シルちゃんとローネはそんな事になっていたのかぁ、、、


ショウ

「それと与太話だが、女王は絶世の美女だった様だ、生きていればエルフ族だからまだ若いだろうし、娘も居たと言う情報もある、、、そんなもんだから、魔王領土に隣接しない後詰めの国々の変態王族が、前線に兵を派遣するふりをして、エルフ狩りなんて事をしてるなんて噂もあったなぁ〜」


なんだって!!それはシルちゃん、、、エルフ族は魔王軍侵攻とそんな裏切り者の輩から狙われているのか、、、ダメだ予想以上に事態は一刻を争う、、、なんとかしなければ、、、。


ノリヒトは真剣な眼差しで、、、


ノリヒト

「なぁ〜ショウその鏡って、魔王にも届くのか?いや、、、全世界に、、、」


俺は決意した、、、この短期間で己のやらなければならない事を、、、。


ショウ

「あ、、、でも俺は出来ないからティアを呼ぶ、、、」


ショウは机の上のベルを持って鳴らす、、、程なくして

ティアがやって来て、ショウが事情を説明、、、ティアはビックリした表情で俺を見つめて無言でうなずき、

術式を展開する、、、。


ティア

「テンジン様、、、ご準備が出来ました、、、。」


ティアの言葉で俺は鏡に向かって、、、


ノリヒト

「我、、、テンジンなり、愚かな魔王に告げる、、、貴様には二つの選択肢をくれてやろ、、、安息の死か、業火に焼かれる苦痛の死か、、、フッ、、、貴様は我を何処の馬の骨と小馬鹿にしたであろう、、、よい!その事は許してやろう、、、だが、貴様の死は何も変わらん!!

先ほどの二つの選択肢の一つ、安息の死を望むなら、今すぐに貴様が全世界に放っているウジ虫を、貴様の汚い国に戻せ、、、そこで貴様らが何をしてようが我は関与をしない、、、そしてその後貴様は自害しろ!!


二つの目の選択肢は、貴様がウジ虫を連れて我と一戦交えてみるか?我も貴様と同様に戯れを楽しむ者、、、なかなか良い興と思うが、、、当然貴様が我に恐れ雲隠れしようが、我は意図も簡単に貴様ら害虫を駆除してやるがな、、、


これを聞いている全世界の愚民に問う、、、貴様らにも二つの選択肢をくれてやろ、、、我に仇をなすか、従うか、、、中立はウジ虫同様に滅ぼしてくれる、、、


でわ、ウジ虫の王よ、良い返事を待っておるぞ!!」


通信の切れた後、ショウが、、、


ショウ

「本当にそんな事するのか?、、、いやテンジン様、、、可能なのでしょうか?」


興奮した口調で問いかける、、、


俺は窓のから外の景色を見ながら、、、


ノリヒト

「俺には出来る、、、当然協力してくれるよなぁ?」


その言葉に2人が頷いた、、、。


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