ノリヒト大地に立つ
やっぱり人って時には悪ノリが過ぎることが、
あるんだよね〜!!いや〜俺もさ〜自ら作り出したシリアスな展開に限界を迎えてね、ちょっと、、、コメディタッチにしたくてね、、、そんな軽い悪ノリ気分だったのよ、、、ここまでやらせといて悪いんだけど、汚いおっさんの心臓なんかいらないんだよね〜
ノリヒトは玉座に座り、必死な形相のオッサンが叫ぶ罰ゲームを受けている、、、当然隣に座るショウも苦笑いをしている、、、。
辛いよね、、、辛いだろ?こんな汚いオッサンの叫ぶ顔を見ながら、俺たち ウム って言わなければいけないんだよ、、、ショウちゃん、、、なんかごめん、、、。
優秀な文官のティアは、一人ずつ有力者の名前を呼び、そのものの、地位と位、などを説明する、、、その後、オッサンは俺とショウに忠誠を違うために叫ぶ、、、本当にごめんなさい、、、。
苦しいプレイが終わった後、ショウから、、、
ショウ
「天人様、、、よろしけれはこの後、私の部屋にて会談を、、、」
なになに?オッサン罰ゲームの腹いせに、俺を引っ叩くつもりか?やんか?やんのか?やってやるよ!!おめ〜どこ中だ〜!!
ノリヒト
「よかろう!!でわ参るぞ!!」
代王に案内されて謁見の間を出る、、、当然のようにオッサンたちがしつこく叫んでいる、、、あいつらいつまでごっこやってるつもりだよ!!そんなにごっこしたいなら、叫んでないで巨人狩ってこいよ!!
王の部屋に着くと、誰も入れないように鍵を閉められる、、、なに?怖い、、、あれ?ショウちゃんって変態さんだったよね、、、そういうこと?
盃に酒を注がれ勧められる、、、そして、、、
ショウ
「さて!そろそろこの話し方やめよう!!
ノリヒトさん、、、あんた何者だ?
あんたのその足の運び、確かツキノハリュウだったよなぁ?」
ノリヒトの表情が変わり、マントの中の銃に手を忍ばせる、、、
ノリヒト
「お前こそ誰だ?なんで知っている?」
ショウ
「おっと!!安心してくれ俺はあんたとは二度とやらない、、、何よりも俺はあんたに勝てない!!」
ショウは両手をあげて、自身の腰の剣を指差し
ショウ
「証拠としてこれを外す、、、」
そう言って剣を鞘から抜くことなく床に投げ捨てる、、、
ショウ
「じゃから俺から話すな!!もう〜10年ぐらい前になるかなぁ〜まだまだ駆け出しの剣士だった頃、草原でただずむ女性を見た、、、」
彼の話はこうだ、
普段人気の無い魔物だらけの草原で、見たことのない格好の少女にも見える一人の女性と出くわす、、、彼女は混乱しておりとりあえず保護することに、彼女曰く、なぜ自分があの場所にいたのかわからない、、、とあることで絶望に駆られ、樹海と呼ばれる森を彷徨っていると、突然光に包まれて気がつけば、周りの木が無くなり、草原に立っていたとのことだ。
その後、しばらく行く宛のない彼女と修行の旅を、、、そのあとはどうでもいい冒険譚なので割愛、、、割愛!!
そしてその女性の名前がハズキ、、、
彼女実家は元々騎士の一族で、ミノハナリュウ
という事、そのミノハナリュウの源流が、ツキノハリュウ、彼女はそこの門下生だったようだ、、、
ショウ
「まぁ〜剣の腕なら俺は彼女に勝てなかった、、、けれど俺にはスキルがあるからな!!」
そう言って剣を振るフリをする、、、。
「正直、俺は彼女に惚れてたけど、、、全然振り向いてくれなかったよ、、、不思議と似ているんだよ、、、あんたとな!!」
えっ?今の話って彼女って言ってたけど、、、彼のこと?
ショウ
「だからあんたを見てピンときた!!同じ一族なんじゃないかって、、、しかも二度も彼女と同じ足捌きをしたんだ、、、これは間違いないってね!!」
ノリヒト
「今、彼女は、、、?」
ショウ
「わからん!!だからノリヒトさんに聞いているんだって!!彼女は突然姿を消した、、、まるで元々居なかったように、、、」
なるほど、、、神隠しってやつだな、、、俺の発明とは関係無く偶然繋がるのかぁ、、、
ノリヒト
「悪いが、俺はその人のことを知らん、、、それと、こちらの素性は話せない、ただ一つだけ、、、ショウの言う通りだ、、、」
ショウは何かを思い出したように考え込み、、、
ショウ
「じゃ〜彼女の話は本当だったのか、、、」
そう言って黙り込み天井を見上げていた、、、。
こんなしんみりとした話の後は、飲むのが一番!!互いに挑発しながら酒をあおる、、、あおる、、、あっという間に、酒瓶が2本、3本と床に転がる、、、
ショウ
「じゃ〜はいはい!!」
ノリヒト
「じゃ〜ショウちゃん!!」
ショウ
「俺おっきくなったら彼女探しに行く〜!!さっさとこの国誰かに任せて〜!!」
ノリヒト
「じゃ〜はいはい!!」
ショウ
「じゃ〜ノリちゃん!!」
ノリヒト
「じゃ〜俺!俺!ショウちゃんのために魔王ぶっ殺す!!そしたらショウちゃん旅出来るだろ〜?」
ショウ
「じゃ〜俺も各国に働きかけて魔王ぶっ殺す〜!!」
そんな馬鹿話をしていると、、、
???
「天人様、、、代王様、、、宴の準備が整いました、、、皆がお待ちしております、、、」
ベロンベロンに酔っ払ったショウが鍵を開けて、、、
ショウ
「やあ〜ティアおうにょ!!相変わらず可愛ね!!」
ティア
「、、、代王様宴のご準備が整いました。」
ノリヒト
「ぎゃはは!ショウちゃんめっちゃシカトされた〜!!」
ノリヒトは手を叩いて喜ぶ、
ショウ
「はぁ〜シカトされてね〜し!!ティアちゃん俺がイケメンだからハズくて無口になっただけだし〜!!」
ノリヒトは話を聞かないで笑い転げわている、、、
ティア
「、、、、(怒)天人様!!代王様!!ご準備が整いました!!」
ノリヒト×ショウ
「、、、はい、、、すいません」
先ほどの謁見の間は、すでに立食パーティースタイルの会場に変化しており、玉座にノリヒトが座らされ、隣にショウが座った。
ベロンベロンに酔っ払ってるショウが、ティアに促されながら
ショウ
「皆のものよく聞け〜!!ひくっ!!今宵の宴にひくっ!!ノリ、、、天人様がひくっ、、、
お越しくれましたです、、、はい、、、」
ろれつが回らない代王ショウと、玉座て腕を組み瞑想をしている(寝落ち)天人
その二人の姿に人々は恐怖した、、、そして
ショウ
「皆喜べ!!先ほどの天人様と会談にて盟約がなされた!!ひく!!
古より続く魔王との戦いについに終わりを告げることとなる、、、なんと!!隣でねおち、、、瞑想している天人様が魔王討伐に向かわれる!!」
それを聞いた人々の歓喜の叫びがこだまする、、、長き沈黙を破りし天人が目を開き、、、
ノリヒト
「我の力を欲する者たちよ!!ひっく!!我の言葉に続け!!ジークジオン!!ジークジオン!!、、、おぇ〜〜」
一瞬場が静まりかえるが、、、
大衆
「ジークジオン!!ジークジオン!!、、、おぇ〜?」
の掛け声と共に、天人とファスト王国の盟約がなされるのだった。