トランプ×初
我々四人は地球にやってきた人型宇宙人だ
バイトをしながらアパートで暮らしている
名前はA,B,C,Dと言うのだが地球ではAが「栄 理田雄」 リーダー的存在。
Bは「日伊 武」 Cは「志井 汰気」 Dは「出居 頭仁」
地球に来て3ヶ月経つ
ある日曜日にAがあるものを買ってきた。
A「おーい、お店で不思議な紙が売っていたから買ってきたぞ」
B「おお、んんん?なんだそれは?」
それはトランプだった。
C「表にト・・・・トランプ?」
D「トランプ?なんだ?メモ用紙か?」
B「よし、隣の高校生に聞いてくる」
この4人の隣の部屋には高校生が一人暮らしをしていた。
コンコンッ
高「はい」
B「隣のものですが、トランプとはどうやって使うものですか?」
高「え?トランプですか?知らないんですか?」
B「はい」
高「珍しいな~・・・・・わかりました、基本的な遊びを教えます。ババ抜き、七並べ、神経衰弱があります」
B「ほうほう、わかりました。ありがとうございます」
高「やり方は・・・・あ、帰っちゃった・・・」
B「おーい、聞いてきたぞ」
A「おお、でどんな使い方があるんだ?」
B「これはトランプといって遊ぶものだそうだ」
C「どんな遊びがあるんだ?」
B「ババ抜きだったかな?」
A「ババアヌキ?」
D「ババア?おばあちゃんって事か?」
C「そうだろ」
B「あ!!やり方聞くの忘れてた・・・・」
A「おいおい、それじゃあどうするか分からないじゃないか」
C「仕方ないな、俺らで考えるしかないな、まず開けてみよう」
ビリッ
A「数字が書いてあるな・・・・A?なぜ俺の名前が書いてあるんだ?」
B「他にもJ、Q、Kが書いてあるぞ」
C「順番になっているのか?」
D「それならAは2の前だから1か?Jは11でQは12でKは13かな?」
A「おお!さすがD!・・・・ん?何だこの2枚の紙は?気味の悪い人が書いてあるぞ」
C「おい、何かハートが書いてあるぞ」
A「こっちには赤いひし形が書いてあるぞ」
D「こっちには黒いマークが・・・・マークが4種類と数字が13か~・・・・何か意味があるのか?」
A「これは4つずつ分けて遊ぶゲームじゃないのか?」
C「それなら1人13枚ずつ持てるな」
B「ババ抜きはこれでできる遊びじゃないのか?」
A「よし!やってみよう」
D「ババアを抜いていくんだったな・・・・あ!」
C「どうした?」
D「この2枚の変な絵・・・・老婆に似ていないか?」
A「う~ん・・・・・よく見てみるとそう見えるな~」
D「この二枚を抜いていくゲームじゃないのか?」
A「それからどうする?」
それから5分間、4人は何もしゃべらなかった・・・・・・・。
B「それなら七並べっていうのをやってみないか?」
A「シチナラベ?7を並べるのか?」
B「そうみたい」
それからじっくり考えた4人の結果は・・・・
A「ルール確認!4人は13枚のカードを持ち、先に7を引いた人の勝ちとなる。よし、スタート」
いっせーのーで、はい
A「まだ、7はでないようだな」
いっせーのーで、はい
C「やったー、俺7引いたぞ」
D「ちくしょー、Cの勝ちかよ」
「わっはっはっははー」
こうして4人の日曜日は終わった。